平成2773月15日(日)のち曇り後晴れ
本日、晴れやかな卒園式の日を迎えました。今朝までは、雨天で、本降りの予報。
お天気が大変気がかりでしたが、朝方には、次第に雨があがり嬉しく有り難いことでした。
平成23年は、福岡県が日本で二番目に早い開花宣言が出ていたのですが、
今年は、まだ、我が家の梅の花も、やっと開花。5~6分咲きです。
園庭のシンボルツリー3本の桜の木も、つぼみがぐんぐん膨らみつつありますが、
開花は、例年より遅れそうです。
南側のバス通りのこぶしの花も、例年は少し開花しかけているのです。
今年は寒波が続いたせいか、まだ、二三本しか開花せずかなり遅れているようです。
4年前は、2011年3月11日午後2時46分ごろ、まさに千年に一度の
「未曾有の国難」の巨大地震が、三陸沖を震源に日本列島を襲いその直後に卒園式でした。
阪神大震災の約1000倍に相当するM9.0のエネルギーで激震が約5分も続いた後、
最大数十メートルの津波が押し寄せ、無数の方々の命や生活が奪われました。
日本本土の地盤が約2.4メートルも移動したというほどの衝撃に、相次ぐ余震、
そしてあってはならなかった福島原子力発電所での炉心溶融。
被曝被害も発生し、数十万人が避難生活を余儀なくされ、
広範囲で大きな被害が出て緊張の日々が続きました。
当時は、都内でも相当大きく長い時間の揺れがあり、いまだに東北~関東では、
余震が続いています。
関東~東海地方に、重ねてマグニチュード7クラスの最悪の事態が起こらないよう願いつつ
被災者の皆さんの一刻も早い復興と、犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします。
とりわけ被害に遭われた皆様の心の復旧復興を心よりお祈りいたします。
さて、 第61回卒園式が無事に終了しました。
今日は、第61回☆卒園式 133人の
ご卒園、おめでとうございます!
今年も早い方々は、8時半過ぎには家族そろってもう登園。
玄関や園庭や教室やホール…思い出のシーンをしっかり脳裏に刻むように
あちらこちらで家族で記念撮影をしている姿がみられました。
いよいよ10時過ぎには全員が登園し、
10時15分には在園生も少し緊張した表情でホールに入場しました。
10時20分には卒園生の保護者の皆様も 殆ど着席し、
その直後に 園長先生と一緒に ご来賓も入場。
そして5分前には、今日の主役の133名の年長組さんが担任の先生と胸を張って廊下に整列。
左胸には、心を込めて折り紙で作った薔薇の花かざりが とてもきれいです。
10時25分、『威風堂々』(いふうどうどう、英語: Pomp and Circumstance )作品39は、
イギリスの作曲家エドワード・エルガーが作曲した管弦楽のための行進曲集ですが、その荘厳な
『威風堂々』のメロディーにのって
皆の拍手の中
いよいよ卒園生が入場開始し、丁度10時半から 卒園式開式でした。
厳粛な静寂の中、担任の先生が一人ひとりの名前を呼び上げ
緊張した面持ちの子ども達は、元気な返事「はい!」
まず、園長先生から卒園証書を一人ひとりに手渡しました。
133人の卒園生は、引き締まった表情で、しっかり胸を張り
園長先生に視線を合わせて、お辞儀して、どの子も立派な態度で受け取った
卒園証書を大事に持って… 着席いたしました。
式の後半、一人の女の子が歌を歌いながら顔をぐしゃぐしゃにして泣きはじめました。
また、保護者席でも、あるお父さんがめがねの奥の涙を一生懸命に拭いていました。
すると、その付近のお母様方もハンカチを取り出し目頭を押さえ始めて…もらい泣き?
私も園長になったばかりの時に、一人ひとりの子どもに卒園証書を手渡す場面で、
その子の在園のときのさまざまな思い出が、走馬灯のように頭の中でめぐり、
その思い出で胸がいっぱいになって、たびたび涙ぐみそうになりました。
ですから、今は、卒園証書を手渡すときには、涙ではなく笑顔でお別れできるように
一人ひとりのエピソードをなるべく思い入れないように平常心を保つよう努力しています。
卒園式のときに、涙ぐむ職員や、保護者、卒園生も多いのですが、別れの辛さだけでなく
たぶん園生活の初めからのことをいろいろと思い出し、その幼かった子どもの見事な成長ぶりや
印象深かった出来事が想起され、感動して思わず知らず涙ぐむことが多いことでしょう。
ご来賓の近隣H小学校のM校長先生は、
「卒園生の態度が素晴らしい!すごい集中力!どの場面でも目が輝いていますね!」
その上、
「在園生代表の年中組さんが最後までよい姿勢で、
歌も呼びかけも素晴らしく、キョロキョロしないで落ち着いていて
最初から最後まで態度がとても良いのにビックリしました!」
と お褒めの言葉をくださいました。
また、A小学校の校長先生からは、
「2015年の3月15日に卒園、いちごの年のいちごの日に…と、
一生今日のこの嬉しいいちごの日を思い出してください。」
と、印象深いお祝いの言葉をいただきました。
北九州アカデミー少年少女合唱団の創設者・指導者のS田先生も
「どの子も行儀が良いし、はきはき、きびきびしていて とても良かった。
長時間集中して式に参列するのは、大人でもものすごくくたびれるのにスゴイ集中力!
歌はいつもの のびのびとした声ではなく、かなり緊張気味の感じだったが、
人生初めての卒園式だから、普段通りにはいかず 緊張したのはやむを得ない。」
などとおっしゃっていました。
本当に、在園生(年中組さん)の姿勢が良くて、最後まで
よい態度で、心を込めて しっかり集中して 式に参加し
1時間半位も 素晴らしい集中力!お話を聴く態度が、とてもよく育ってきています。
式の後には、園庭で 在園生代表の年中組さんが、お見送りのPA鼓隊生演奏曲を初披露。
年中組の保護者の皆様も 初めて演奏を聴き大感激でした。
平成27年度がとてもたのしみです。
昨年も過去最高の落ち着いた雰囲気と申し上げましたが、
一段と和やかに、落ち着いて自然な雰囲気で 最後まで厳粛な卒園式が終わりました。
うららかな日差しの園庭でも、しばらくクラスごとに名残を惜しみつつ
それぞれ沢山の思い出を胸に刻んで、家路へ!
今年は、保護者の皆様のマナーもとてもよく、式中の私語もなく、
駐車マナーをよく守ってださり、お互いに譲り合い、
大変スムーズに良い雰囲気で進行いたしました。
唯一残念だったのは、国家斉唱… 保護者の方々の一部の方が起立せず、歌わなかったこと。
国旗国歌の法制化後にも関わらずそのような保護者が当園に存在していたとは??解せない。
ご卒園、おめでとうございます!
6月の第1回同窓会まで、お元気で!
きょうの卒園式のシーンも入れた卒園アルバムは、
そのときにお渡しいたします。どうぞ、お楽しみに!
数々のご協力をいただきありがとうございました。
卒園後も 末永く 幼稚園を「心のふるさと」として
親子でより所にしてください。
折に触れ、子どもたちの成長ぶりを
園長・担任教諭に ぜひ園へ訪れて お知らせください。
全員の健やかな成長とご活躍をお祈りしています。
志を高く、大きな夢の実現に向かって、親子で
元気、勇気、根気、やる気で頑張ってください。
卒園生総数は、13,358人 になりました。
国会議員・北九州市会議員・大学や高校や中学・小学校の先生や校長先生、
会社の社長さんになった人も、医者・薬剤師・看護師・介護などの仕事についた人も
あるいは、デザイナーや画家やピアニストや音楽家、書家などなど
芸術的な分野でのご活躍目覚しい人もいます。
スポーツマンもいるようです。
世界的に目覚しい活躍で名前の知られた卒園生は、
孫正義さん(ソフトバンクホークスのオーナー) でしょう。
http://www.ustream.tv/recorded/11223402
(ユーストリームで約2時間、↑ 未来の教育に関する興味深い対談。)
http://www.softbank.co.jp/donations/?page=list.html
北九州市立引野小学校の創立50周年の記念式典の折りに
卒業生の孫正義さんからのお祝いのビデオレターが、来賓紹介の最後に
披露されました。そのことは、以前のブログでも紹介させていただきました。
子ども向けと大人向けの二種類をDVDに収録してありました。
一昨年から昨年にかけてクラッシック音楽の世界で国際的に注目されたのは
ピアニストの永田郁代さん。
一昨年、イザイがショパンの楽曲のバイオリンでの演奏に編曲した楽譜を復元し世界初の出版。
その時々の当代一流のバイオリニストたちが愛したショパンのピアノ曲のバイオリン版。
イザイもバイオリンの名手のその一人で、永田さんは、イザイの子孫を現地ヨーロッパに訪ねて
パリに滞在し、苦労を重ねて、復刻したそのイザイの楽譜の演奏を試みました。
NHK交響楽団首席バイオリニストだった徳永二男(とくながつぎお)さんのバイオリン演奏で
ピアノは永田さんの演奏で、昨年11月5日にCDを出されました。
永田さんは、ヨーロッパやアメリカでもコンサートを行い、むしろ国内よりも外国で有名に。
その後、日本の新聞各紙でも記事が見られて、大いに注目され
地元の若松区学術研究都市内のFMラジオ『エアー ステーション ヒビキ』にもご出演でした。
他にも実業家、建設業、大工さん、有機農業家、エンジニア、仕出し料理屋、公務員…
コックさん、パン屋さん、パティシエ、写真屋、果物店主、八百屋、美容師、自営業など、
様々な社会の分野で、それぞれの輝く個性と能力に磨きをかけ、ゆたかな感性を開花させて
卒園生の皆さんは、世のため人のために輝く才能を発揮し貢献しています。
どの子も、緑ヶ丘第二幼稚園出身に誇りを持ち これからも胸を張って
元気にそれぞれの道で、目覚しいご活躍をお祈りしています。
教職員一同は、いつも、
卒園生全員の幸せな人生を心からお祈りしています。
どうぞ、また、園にお立ち寄りください。