緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

ピアニスト永田郁代さんと、徳永二男さんのバイオリン(Stradivarius)の夕べ

2015年07月11日 12時26分46秒 | 音楽関係・コンサート・LP・CD・DVD

平成27年7月11日(土)のちのちのち

 7月10日昨夜は、北九州市の戸畑市民会館で

緑ヶ丘第二幼稚園の卒園生で、海外でもご活躍中の

ピアニストの永田郁代さんの出演するコンサートがありました。

午後6時半~開場 

 ○徳永二男 ヴァイオリンの夕べ

(福岡県北九州市戸畑区汐井町・ウェルとばた 中ホール、19:00~)

  本国ベルギーでも大きな話題となった、埋もれていた幻の自筆譜、

イザイ編曲ショパン「バラード一番」の発見。

 この自筆譜を世界初出版し、3年かけて解読・校訂した永田郁代さんと、

日本を代表するヴァイオリニスト徳永二男さんが今回この曲を演奏。

イザイのショパンに対する深い思いを、二人の演奏にのせお届け。

「ぜひこの機会をお聴き逃しなく!」

とお誘いした方々も皆様大満足の様子で

「感動しました。来て良かった。」

「素晴らしいコンサートでしたね。」

と喜ばれていました。 

CDも買い求めてその余韻を帰宅してからも

ゆっくり楽しまれたそうで、本当に良かった。

 

永田さんのホームページをどうぞご覧下さい! 

 http://adgio1952.sakura.ne.jp/

 

徳永二男さん(元N響のコンサートマスター)は、日本を代表するバイオリンの名手。

かなり前に徳永さんの演奏を聴いて感動したことがあったので、今回も楽しみにお伺いしましたが、

その演奏たるや。それはもう、どんな言葉を並べても語りつくせない素晴らしさでした!

本当に心に響く演奏を聴いた時って、身体中電撃が走り、感動で言葉が出ないものです。

 


また、伴奏者の永田郁代さんのピアノがこれまた息をピタリと合わせて素晴らしかった。

ヴァイオリンにピアノが寄り添い、張り付いて一心同体、見事なコンビネーションでした。。

夢の共演☆いつも思いますが、伴奏者って脇役やおまけでは決してなくって、

音楽を作る上で本当に対等の重要なポジションですね。



ヴァイオリンがメロディーの時には、絡み合い引き立てて、

ソロの部分は、パンと前に出て堂々と弾く!

そのどちらもが引き立て合い、只々ため息でした。



途中、徳永さんが、ヴァイオリンの名器ストラディバリウスのお話や、弓のお話。

(馬の毛が付けてある弓までがそんなに高額なものとは知りませんでした!)

 自らストラディバリウスの1720年製の「ロチェスター」を使っている徳永 二男さんは.

「音楽家のどんな挑戦をも受け止める. その包容力に名器たる所以がある。」と語る 。


幼少期に受けられたお父様からの厳しいレッスンのお話なども聞かせて下さり、

とても興味深く楽しかった♡

ヴァイオリ二スト、ピアニスト、楽器、音響、共に素晴らしく感動の二時間*

その場にいられたことに感謝☆夢のような心ゆたかになれる時間でした。

やっぱり音楽って素晴らしい!!!

 

さて、その徳永さんの名器ストラディバリウスは、300年以上も昔に制作され、

時価10億円位といわれています。

生の名器ストラディバリウスの音色は、繊細な表現も、超絶技巧の曲も、

またダイナミックな変化に富んだ表現も変幻自在。

 

以下少しストラディバリウスについて…

 イタリアのクレモナという町は、

ストラディバリのストラディバリウスで有名なヴァイオリン職人たちの町。

街中にヴァイオリン工房があり、現在も職人たちが腕を競っている。


ストラディバリウスを所蔵するヴァイオリン博物館を訪ねると、

一人の日本人キュレーター、彼女の名前は安田さん。

もう何年も現地で生活していらっしゃる。

安田さんはとても親切にヴァイオリンのことや博物館のことを教えている。


「日本人女性がモテる」のは、決してステレオタイプから来る幻影ではなく、

安田さんのように海外で活躍している方々のおかげで

「噂」となった真実なのかもしれない、と思う。

そして、自分も旅人や周りの人に親切に出来る人間になろうと心に誓った。


ヴァイオリン博物館の音声ガイドはまだイタリア語と英語しかないので、

現在日本語を収録中とのこと。優しいだけでなく、とっても働き者の安田さん。

これからもお体に気を付けてがんばってください!

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 イタリア・クレモナ  

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クレモナのヴァイオリン博物館。

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2013年に竣工された。

 

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クレモナの街角にあるストラディバリの像。

 

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以前ストラディバリが眠っていた墓の跡のモニュメント。
街中の小さな公園の片隅にある。

 

ちなみに 若いバイオリニストは、けた違いに高価なストラディバリウスには到底手が出ない。

注目の彗星 五嶋 龍さんのストラディバリウスは、日本音楽財団から貸与されている

ストラディバリウス1722年製ジュピターです。

 

 高島ちさ子さんの愛用器は ストラディバリウス製造:1736年製  愛称:ルーシー

 はじめてルーシーに出会ったのは、実は今から20年も前の話。

兄の知り合いの方がストラディヴァリウスを持っているという話を聞き、

「よかったら見に来ませんか」ということで、兄と見に行ったのです。

そのときの印象は

「本物って綺麗なんだな~。どんな音がするんだろう。誰が次に弾くんだろう」

そんな感じでした。

いつかどうしても手に入れたいなんていうおこがましい気持ちは微塵もなく、

雲の上の上の存在がまた一段と遠くなった感じでした。

そして、

自分で手に入れたお気に入りの「ロジェリ」という楽器で大満足して演奏活動をしていた頃に、

ルーシーに再会することになったのです。

久しぶりの対面、そして初めての試し弾き。

どれほどの感動的な音を味わえるのかとわくわくして臨んだのですが…

演奏してみると、

「あれ?こんなもん?」というのが本心でした。

「これなら私のロジェリちゃんのほうがいいや」

と内心は思ったのですが、

そこはやはりストラディヴァリウスに対しての感想ですから、一応

「凄いですね。けど、私にはとてもとても…」

とお茶を濁したのです。

しかし、そこから色々な人に

ストラディヴァリウスの威力、可能性などを聞くうちに

「これはもしや、あまりに安易に買わないという選択をしてしまったのではないか」

と、悩み始めたのです。そこからは寝てもさめてもルーシーの事が頭から離れず、

「今度離れたら、もう一生めぐりあえないんじゃないか…」なんて思ったり。

そして、楽器好きの旦那様の後押しもあり、

清水の舞台から飛び降りることにしたのです。

ここから先のお話は、

「ヴァイオリニストの音楽案内」をご参照ください。

私の側にきてから、一度も怪我も病気もしないルーシーちゃん。

300年近く前の楽器は、だいたい冬になると乾燥で古傷が痛み、

夏になると湿気で弱り、と楽器屋さんを往復することが多いのですが、

なぜかこの子は本当に健康でいい子なんです。

しかし、一日でも弾かないと、

ヤドカリが殻にこもってしまうかのように、音が前に出てこなくなるのです。

「すまないね、こっちも色々忙しいんだよ」

といいながら、弾き込んでいくと機嫌を治してくれるのです。

そこもあまりもったいぶらず、引っ張らずに、素直にポンといい音を出してくれるのです。

こちらのほうもルーシーの実力だけ頼らずに、色々弾きかたを変えたり、試行錯誤しているのですが、

年々良い付き合いになってきている気がします。本当にいい子です。

まだまだ長い付き合いになりそうだね。よろしくルーシー

… … …

と、徳長二男さんの弟子の高島ちさ子さんもホームページでStradivariusをご紹介されています。

 また、機会が有りましたら、

今回は残念ながらコンサートに行けなかった方々も

是非生の演奏を聴きにお出かけ下さい。

  

コメント
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