緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

第42回全国女子体育研究大会が北九州市で開催されました

2008年11月15日 17時57分37秒 | 健康な心身・安全対策・sports・医学

平成20年11月15日(土)のちのち 

朝方は、雨が降り、折角の七五三のお宮参りの日に、

晴れ着の和服を着用予定の方々は、ハラハラしていましたが、

後からはすっかり晴れ渡って良い空もようになりました。

第42回全国女子体育研究大会が北九州市戸畑区のウェル戸畑で

昨日の公開授業・公開保育に続き、本日も開催されました。

  http://wwwsoc.nii.ac.jp/japew/seminar42.html

全国各地から、大学の先生や、学生や、幼稚園・小中学校・高校・一般の

方々も多数ご参加くださいました。

特に印象に残ったのは、最後の記念講演で、

お茶の水女子大学名誉教授・早稲田大学大学院文学部客員教授

片岡康子先生の『ダンスは生命をのせて人と世界を結ぶ』と題して

「ダンスは、地球を救う宣言」?についてのおはなしでした。

戦後、様々な変遷を経て、

小・中学校「体育」でも、男女共修になった「ダンス」。

ヨーロッパ生まれ(イタリアメディチ家)からフランスへ伝わりそこで発達した

貴族の余興の詩のの朗読に合わせて舞ったダンスで

上品に舞いエレガントさを追求する芸術的な伝統の型を重んずる「バレエ」では、

生身の人間の悲しみや苦悩や、生きる辛さは表現できないと…

その後は、座ったまま、→寝転がったり、七転八倒するタイプの

モダンダンスの表現へ→(現在も進化中)

その動きは、アメリカやヨーロッパだけではなく、日本にもありました。

日本人石井漠さんが表現した映像が

僅かに戦火を免れて外国に残っていました。

  *石井漠さん関連の記事リンク

 http://www.ink.or.jp/~narakame/02html/pickup/0p_ib_127.html
 http://www.town.mitane.akita.jp/info/main/kanko/bunka/bunka.html
 http://www.jmdb.ne.jp/person/p0225240.htm
 http://www.pp.em-net.ne.jp/~takaomi/j-singers/asakusa.html
 http://www.akita.bz/yamamoto/baku.htm
 http://www.jrf-reit.com/portfolio/guide/jiyuugaoka_t.html
 http://www.pan-kyoto.com/data/review/32-03.html


     * 浅草寺 境内にある石井漠さんの碑*


そして、脳梗塞で倒れたが、

右手だけで表現する車椅子のダンサーの大野一雄さんの紹介もありました。

 大野さんは、日本が世界に誇る「舞踏」というダンスを確立した人です。

 多分日本より海外でのほうが有名かもしれません。

世界中のダンサーから尊敬されている方です。

御歳95歳を過ぎても溌剌とダンスに打ち込む姿!

ダンス界の現役ではもっとも長老。

ほとんど重要無形文化財級。 また息子さんのサポートも見事!

大野さんについて何もよく知らないまま、色々と批判的な事を言う人もいますが、

NHKテレビのドキュメンタリー番組でも採りあげられ反響を呼びました。

    http://www.kazuoohnodancestudio.com/

         http://jp.youtube.com/watch?v=rQWs7woeJio

                

つまり、生涯にわたって身体で表現することを楽しみながら取り組める

スポーツとしてのダンスの可能性や意義を強調し、

その指導者の役割次第で、子どもたちがイキイキ、のびのび

存在感を高めながら、それぞれの身体能力に応じた運動で、

体力UPの効果も有り、心の成長や身体の成長にも効果があり、

社会人や中高年の方々にもそれぞれジャズダンスエアロビックス

ストリートダンスフラダンスフラメンコ社交ダンス…など、

老化防止成人病の予防や、シェープアップにも非常に役立つと発言されていた。

また、今年の年明け1月に話題になった「マットさんのダンス」についても言及。

私の記憶では、1月の夜のテレビニュースでしたか、

「いまネット上で話題の人」としてマットさんという男性が紹介されていました。

 コンピュータゲームデザイナーのマットさんは、

年中コンピュータに向かっていることから逃れ、あこがれの世界一周に。

世界を旅しながら、あちこちで曲に合わせて

地団駄踏むような独特のステップを踏むダンスを踊り、

それをビデオに収めたものをネットに公開しました。

そのとたんに、世界中でものすごい反響になったとのこと。

5年前からネットに公開しているそうですが、

普通の観光客があまり行かないような、

アフリカやノルウェーの渓谷の岩の上とか湖や海の中や、

はたまた東京のパチンコ店の中など、

さまざまなところで一人で、あるいは大勢で踊っておられる。

私もちょっと拝見してみました。

なんだかのびのびとして、世界は広いし、

いろんな人が住んでいるし、いろんな生き物がいるし、

その中で私たちも生きているんだな…としみじみ実感する

心が優しくなれる、不思議な癒しの動画です。

ちょっと、お疲れの時や、気分転換に↓覗いてみてはいかがでしょう?

 ☆マットさんのダンス→http://www.youtube.com/watch?v=tT8jA_pps3o

 ☆マットさんのHP→http://www.wherethehellismatt.com/

世界各地で人とのつながりを大事にしたマットさんのダンスは、

単純で、子どもも大人も、誰でも即興でただリズムに合わせてステップするだけで

まるで一番最初に見せていただいた単純な横移動のステップを踏む

アフリカの原住民の歓迎の挨拶や喜びの表現のダンスとよく似ています。

「ダンスで平和のメッセージを発信」の話題も興味深く、

生涯スポーツ関係の指導者も含めて大ホールに満席の会場の聴衆は

パワーポイント画像に引き込まれて拝聴しました。

公開演技の9団体の皆様、大変お疲れ様でした。

なお、全国女子体育研究大会は、来年は、埼玉県で開催されます。

 


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