平成20年4月14日(月)
今日から、平常の保育時間になりました。
なるべく、スムーズに慣らし保育の効果が出て
新入園児さんが、新しい環境、教諭やおともだちに慣れるように
と、祈っています。
全盲のピアニスト辻井伸行くん19歳は、昨年秋、CDデビュー。
サントリーホール2000人収容の音楽家あこがれのホールに立つ
最年少のプロピアニスト!
最初の音に全神経を集中した。
アンコール曲は、親子の思い出『川のささやき』を演奏!
長蛇の列の演奏後の握手!
成功!
川の流れが、こんなに美しい音色に生まれ変わるとは!
母親は、家事の合間に…
なにげなく口ずさんでいた
♪『ジングルベル』だった。
その曲を… 2歳3ヶ月で突然
いきなりおもちゃのピアノで
♪『ジングルベル』を弾きだした子どもに
母親は、開眼! 早速手ほどきした。
4歳よりピアノをはじめ、6歳より川上昌裕、川上ゆかり に師事。
10歳でプロ・オーケストラと共演し、12歳でサントリーホールでソロ・デビュー。
カーネギーホールやモスクワ音楽院大ホールなど、海外の著名なホールでも
演奏を披露している天才ピアニストに成長。
2007年秋デビュー・アルバム♪『debut』をリリース。
今は、上野学園音楽大学に学ぶ。
両親は、全盲の息子に夢を託している。
天才的な才能… 17歳でショパンコンクールに挑戦!
もう随分前、BS朝日TVで
「全盲のピアニスト ショパンコンクールに挑戦!」を観た。
このコンクールは、ショパンの祖国ポーランドで、5年に一度開催されます。
もう15回目の歴史ある国際ピアノコンクールです。
審査員に中村紘子さんがいて、彼女は1965年大会の第4位入賞者。
今回、生まれながらにして全盲の辻井伸行くんが、最年少17歳で挑戦しました。
257名の参加で、2次予選(上位30名)にまで進みました。
本選の12名には残れませんでしたけど、ポーランド批評家賞を受賞。
彼は27歳という年齢制限まで、まだ2回のチャンスがあり、将来が楽しみ。
天才は、才能以外に、本人の努力、家族の支え、先生や友人との出会いなど
さまざまな人の協力があって、初めて存在する。
彼のピアノは、参加した多くの人を感動させ、
涙するシーンもたくさんありました。
しかし、全ての人に敬意を払い、
公平に審査する大会の素晴らしさはさすが。
前回、やはり全盲の梯(かけはし)剛之さんが
ワルシャワ市長賞を受賞しています。
全盲のピアニスト辻井伸行くんは『川のささやき』を自分で作曲した。
この曲には、父親と共に散歩に行った時の神田川の印象が表現されている。
辻井伸行くんは音楽が好きなお母様と
産婦人科医のお父様との長男として、この世に生を受け、
多くの盲人に夢と希望を与え、
生きる喜びを感じさせる演奏を目指している!
生まれつきのハンディを
絶望的な障害とあきらめずに
前向きに、辻井伸行くんの母親は
藁をもすがる気持ちで二人三脚を続けてきた。
が
もう、彼も、独り立ちの時を迎えました。
母親にとっては、寂しい気分に襲われる時でしょうが、
息子の自立のためには、我慢して見守る時期ですね。
I can do it!
You can do it!
さあ、
新入園児のおかあさん、おとうさん、
もう、ぼつぼつ、独りで着替えたり、食事したり、
トイレも 手洗いも うがいも 出来るように…
徐々に
全盲のピアニスト辻井伸行くんの両親の関わりに習い
深い愛情で、しっかり手取り足取り
年齢に応じた躾や教育を行い、時期が来たら
親離れ、子離れを 順調にいたしましょう。
そして、わが子へのよいお手本、モデルとなってください!
あわてず、あせらず、無理しないで、…
いつも、子どもの心の成長に着目し
心に寄り添っていきましょう!
少しずつ
褒めながら
自信を持たせるのがコツです!