緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

全盲のピアニスト辻井伸行くん

2008年04月14日 23時07分32秒 | 音楽関係・コンサート・LP・CD・DVD

平成20年4月14日(月)

今日から、平常の保育時間になりました。

なるべく、スムーズに慣らし保育の効果が出て

新入園児さんが、新しい環境、教諭やおともだちに慣れるように

と、祈っています。

              

全盲のピアニスト辻井伸行くん19歳は、昨年秋、CDデビュー。

サントリーホール2000人収容の音楽家あこがれのホールに立つ

最年少のプロピアニスト!

ピアノソナタ第14番『月光』ベートーベン作曲

最初の音に全神経を集中した。

アンコール曲は、親子の思い出『川のささやき』を演奏!

長蛇の列の演奏後の握手!

成功!

川の流れが、こんなに美しい音色に生まれ変わるとは!

母親は、家事の合間に…

なにげなく口ずさんでいた

♪『ジングルベル』だった。

その曲を… 2歳3ヶ月で突然

いきなりおもちゃのピアノで

♪『ジングルベル』を弾きだした子どもに

母親は、開眼! 早速手ほどきした。

4歳よりピアノをはじめ、6歳より川上昌裕川上ゆかり に師事。

10歳でプロ・オーケストラと共演し、12歳でサントリーホールでソロ・デビュー。

カーネギーホールモスクワ音楽院大ホールなど、海外の著名なホールでも

演奏を披露している天才ピアニストに成長。

2007年秋デビュー・アルバム♪『debut』をリリース。

今は、上野学園音楽大学に学ぶ。

両親は、全盲の息子に夢を託している。

天才的な才能… 17歳でショパンコンクールに挑戦!

もう随分前、BS朝日TVで

「全盲のピアニスト ショパンコンクールに挑戦!」を観た。

このコンクールは、ショパンの祖国ポーランドで、5年に一度開催されます。

もう15回目の歴史ある国際ピアノコンクールです。

審査員に中村紘子さんがいて、彼女は1965年大会の第4位入賞者。

今回、生まれながらにして全盲の辻井伸行くんが、最年少17歳で挑戦しました。

257名の参加で、2次予選(上位30名)にまで進みました。

本選の12名には残れませんでしたけど、ポーランド批評家賞を受賞。

彼は27歳という年齢制限まで、まだ2回のチャンスがあり、将来が楽しみ。

天才は、才能以外に、本人の努力、家族の支え、先生や友人との出会いなど

さまざまな人の協力があって、初めて存在する。

彼のピアノは、参加した多くの人を感動させ、

涙するシーンもたくさんありました。

しかし、全ての人に敬意を払い、

公平に審査する大会の素晴らしさはさすが。

前回、やはり全盲の梯(かけはし)剛之さんが

ワルシャワ市長賞を受賞しています。

         

全盲のピアニスト辻井伸行くんは『川のささやき』を自分で作曲した。

この曲には、父親と共に散歩に行った時の神田川の印象が表現されている。

辻井伸行くんは音楽が好きなお母様と

産婦人科医のお父様との長男として、この世に生を受け、

多くの盲人に夢と希望を与え、

生きる喜びを感じさせる演奏を目指している!

生まれつきのハンディを 

絶望的な障害とあきらめずに

前向きに、辻井伸行くんの母親は 

藁をもすがる気持ちで二人三脚を続けてきた。

もう、彼も、独り立ちの時を迎えました。

母親にとっては、寂しい気分に襲われる時でしょうが、

息子の自立のためには、我慢して見守る時期ですね。

I can do it!

You can do it!

さあ、

新入園児のおかあさん、おとうさん、

もう、ぼつぼつ、独りで着替えたり、食事したり、

トイレも 手洗いも うがいも 出来るように…

徐々に 

全盲のピアニスト辻井伸行くんの両親の関わりに習い

深い愛情で、しっかり手取り足取り

年齢に応じた躾や教育を行い、時期が来たら

親離れ、子離れを 順調にいたしましょう。

そして、わが子へのよいお手本、モデルとなってください!

あわてず、あせらず、無理しないで、…

いつも、子どもの心の成長に着目し

心に寄り添っていきましょう!

少しずつ

褒めながら

自信を持たせるのがコツです!

 

                  

 

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