曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

太陽が地面を照らしました何日ぶりでしょう

2013年09月04日 | 日記

 3時ごろ窓の外を見ると日が射しています。思わず外へ出ました。でも霧のように細かい雨がまだ降っています。思わず空を見上げ空全体を探しました。虹を探したのです。何処にもありませんでした。空を雲と青空が半分に分けていました。どうやら青空の方が優勢です。日の当たる風景は久しぶりです。細かな雨が落ちていますがカメラを取りに戻りました。何日ぶりかで蝶が飛んでいるのです。アゲハチョウ・モンキアゲハ・ナガサキアゲハ・モンシロチョウ・ヒメアカタテハ・ヤマトシジミ・ウラナミシジミ大きな蝶から小さな蝶までみんな待っていたように飛び出してきました。もちろんカバマダラもトウワタにやって来ました。よく見るとメスが3頭です。うち2頭は産卵をしています。1頭は吸蜜に一生懸命です。産卵しているメスのうち1頭は翅がかなり傷んでいてボロボロです。この蝶は7月か8月の初めに生まれたグループの一つかもしれません。もう1頭はとてもきれいな雌で最近生まれたものでしょう。2頭とも次々と産卵していました。

日が照りだしたので私もすぐに準備して薬剤散布を始めました。こんな長雨が降るとみかんにも病気が発生します。夕方仕事がひと段落したのでまた蝶の産んだ卵の所へ戻って卵の確認をしました。卵ついている葉に一つ一つ印をつけてゆきます。根気のいる仕事ですが今の私はこれを楽しみとしています。今日、夕方カバマダラが産んだ卵は25個でした。このうち無事に幼虫になるのは何個でしょうか。幼虫になれても成虫まで成長できるのはこの25個の卵では0かも知れません。私がこの卵を全部家の中に持ち込んで飼育すれば悪くても20以上は蝶になります。でもそれはしません。しばらくはこのまま様子を見ようと思っています。

室内で飼育しているカバマダラは昨日と今日でまた3頭が蛹から蝶になりました。第2グループの5頭は雄が1頭と雌が4頭でしたが今日雄が2頭生まれたので4対3になりました。

蝶の話と全く関係がないのですが、今夜テレビを見ていたら井原西鶴と松尾芭蕉を対決させた番組があり面白く見ました。元禄の同じ時代に生きた2人ですが双方とも相手を意識していたらしいということです。でも二人は一度も顔を合わせたことはなかったそうです。二人のうちどちらが好きかと言われると芭蕉かなと思いました。西鶴のようなドロドロした人間社会より細道を選んでいる私には芭蕉の方が共感できます。私は昔からテレビはあまり見ない人間でしたがこの頃テレビが少し面白くなってきています。どうしたことでしょう。テレビの面白さを知らなかったのかもしれません。


今日の音楽 (らんらん)

 中島みゆき 「船を出すのなら9月」

 http://www.youtube.com/watch?v=GPq3d9sZHMI  ← ここをクリックしてください。




9月に入って、さすがに涼しくなって参りましたね~  らんらん

寒がりのわたし、タオルケット一枚では寒くて寝られませんでした。  蝶調


 久々の日射しの中でカバマダラが産卵

 

翅がボロボロです。何か事故にあったのでしょうか。

 

普通は葉裏に産むのですがたまに葉の表に産むこともあります。卵が雨や日に晒されるのはよくないと思いますが。

 

誤産卵    私の見ている前で葡萄の葉に卵を産みました。

 

この雌は吸蜜に余念がありません。多分生まれたばかりの雌でしょうか見ている間は産卵はしませんでした。。

 

赤いテープが付けてある所の葉に卵が産み付けられています。今日産んだ25個が明日の夕方までに何個なくなるのでしょうか。