曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

カバマダラの交尾・卵の紛失現場 を確認しました

2013年09月05日 | 日記

今日の風景

みかん畑からの眺め

 


 朝からきれいに晴れ渡り空気は澄んでまさに秋の空といった一日でした。写真を撮り始めて気付いたのですが毎年9月が一番空気がきれいで遠くの景色が最もきれいに見える日が何日かあります。対岸の愛媛県や南西にある大分県そして北東にある広島県の島々など普段は見えないところまでよく見えます。今日は高台にあるみかん畑から愛媛県の町がよく見えました。真正面にあるのは伊方町です。先日松山にお住いの蝶仲間の方に電話して愛媛県内のカバマダラの情報を聞いてみました。なんと安下庄の対岸にある伊方町でカバマダラの発生が確認されているとの情報を頂きました。私の所安下庄で発生しているカバマダラと無関係ではなさそうです。私が見つけたのは7月中ですが伊方町で確認されたのは8月10日だそうです。でもどちらが先に発生したのかは何とも言えません。普通であれば愛媛県から大島に飛んできたと考えるのが無難だと思います。もっと多くの情報がないと飛来経路は確定できないでしょう。九州の方で今年のカバマダラの発生についての情報をお持ちの方がいらっしゃったらコメントでもメールでもいただけませんか。よろしくお願いいたします。

この頃カバマダラのことばかりですが今日は二つ面白い写真が撮れてその生態について確認ができました。一つは、トウワタに産み付けられた卵がどんどんなくなって行くのですがその犯人は蟻だろうと考えていましたが証拠写真が運よく撮れました。二つ目は交尾はいつどのようになされるのかよくわからなかったのですが3時ごろ家の前で交尾したまま飛んでいるカバマダラを見つけました。今朝8時ごろ飼育室で新しく生まれた雄と雌を家の前に放ったのですがその2頭かも知れません。いずれにしてもカバマダラの交尾写真は初めて撮れました。オスの方が上で雌をぶら下げて飛んでいました。なぜか飼育室の中では交尾しないのです。???

 


カバマダラの交尾

 

 

雄は雌をぶら下げて楽々と飛び回っていました。私は奥さんを抱いて走れません、きっと。 

 


卵泥棒の正体

昨日の卵の状態を見に行ったらちょうど蟻がカバマダラの卵を葉からはずそうとしていました。

下を切り離して

あっちへ押して こっちへ引っ張って

やっと取れた !

さあ持って帰ろう

 

産み付けられた卵は多くの場合じきに無くなるのです。多分蟻が持ってゆくのだろうと想像していましたが事実そうでした。