晴れのち平安

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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2006年4月撮影 女房の日常~夏の装いと伏籠~

2015年06月25日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

女三の宮と紫の上の対面 に引き続き、
2006年4月に風俗博物館で撮影した展示の様子です。

女房の局(つぼね)では
「女房の日常~夏の装いと伏籠(ふせご)~」が展示されていました。






博物館レジュメより
 “夏の盛りの日にあまづらのシロップの中に
 貴重な氷室の氷をうかべて食する女房達。
 装束は夏の装いとして単かさねである。
 この氷は「あてなるもの」として枕草子に
 記されている。



清少納言の『枕草子』 あてなるもの(=高貴なもの)

 削り氷(けずりひ)に甘葛(あまづら)入れて、あたらしき鋺(かなまり)に入れたる。

とあります。

<「新編日本古典文学全集18 枕草子」/校注・訳:松尾聰 永井和子/小学館発行>より





この女房は文を書いているのでしょうか。
それとも物語を書き写しているのでしょうか。




伏籠(ふせご)を用意する女房。

 “伏籠とは、衣服に香りをうつすための器具である。
 竹または金属製でできた籠で火取り(火取香炉のことで
 薫物をくゆらすための道具)の上に籠を伏せ、その上に
 装束をかけた。






 女楽 へ続きます。




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