京都市下京区にある風俗博物館のこと。
「女房の日常~伏籠の用意・夜の衣返し~」 に引き続き、
2005年3月に風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。
寝殿・北廂では
『源氏物語』<葵>より
「紫の君の髪削ぎ(かみそぎ)~賀茂祭りの物見~」が
展示されていました。
舞台は、二條院西の対に見立てられています。
源氏22歳(近衛右大将)の4月の中の酉(とり)の日。
源氏はニ條院の西の対に住まう紫の君(14歳)のもとを訪ねました。
源氏と紫の君は賀茂祭<かもまつり=現在の葵祭>の
“路頭(ろとう)の儀”を見物に行く約束をしていたのでした。
“路頭の儀”とは、勅使一行と斎院が賀茂社に向かう行列の儀式です。
博物館レジュメより。
“常にも増して美しく見える紫の君の髪に目をとめ、
かき撫でた源氏は暦(こよみ)の博士を呼び、
日や時刻のよしあしを調べさせて髪削ぎ(かみそぎ)を
行うことにしました。”
暦の博士。
髪削ぎを行うのにふさわしい日や時刻を調べます。
髪削ぎを行う源氏。
冠直衣(かんむりのし)指貫(さしぬき)姿。
紫の君の豊かな黒髪を切り揃えることに苦労しながら
「千尋(ちひろ)」という祝い言葉を口ずさみ、
紫の君の髪の豊かさに末永い願いを祈って和歌を詠みました。
削いだ髪の受け箱を持った女房
髪を削がれる紫の君。
碁盤の上に座っています。
衣架(いか)に掛けられた細長(ほそなが)。
床には袿も。
紫の君に仕える女童たち。
正装の汗衫(かざみ)姿です。
闕腋袍(けってきのほう)・衵(あこめ)・表袴(うえのはかま)
・濃長袴(こきながはかま)・濃小袖(こきこそで)からなります。
「公家姫君婚儀の装い」へ続きます。
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☆チェック!:Amazon/源氏物語の関連本
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寝殿・北廂では
『源氏物語』<葵>より
「紫の君の髪削ぎ(かみそぎ)~賀茂祭りの物見~」が
展示されていました。
舞台は、二條院西の対に見立てられています。
源氏22歳(近衛右大将)の4月の中の酉(とり)の日。
源氏はニ條院の西の対に住まう紫の君(14歳)のもとを訪ねました。
源氏と紫の君は賀茂祭<かもまつり=現在の葵祭>の
“路頭(ろとう)の儀”を見物に行く約束をしていたのでした。
“路頭の儀”とは、勅使一行と斎院が賀茂社に向かう行列の儀式です。
博物館レジュメより。
“常にも増して美しく見える紫の君の髪に目をとめ、
かき撫でた源氏は暦(こよみ)の博士を呼び、
日や時刻のよしあしを調べさせて髪削ぎ(かみそぎ)を
行うことにしました。”
暦の博士。
髪削ぎを行うのにふさわしい日や時刻を調べます。
髪削ぎを行う源氏。
冠直衣(かんむりのし)指貫(さしぬき)姿。
紫の君の豊かな黒髪を切り揃えることに苦労しながら
「千尋(ちひろ)」という祝い言葉を口ずさみ、
紫の君の髪の豊かさに末永い願いを祈って和歌を詠みました。
削いだ髪の受け箱を持った女房
髪を削がれる紫の君。
碁盤の上に座っています。
衣架(いか)に掛けられた細長(ほそなが)。
床には袿も。
紫の君に仕える女童たち。
正装の汗衫(かざみ)姿です。
闕腋袍(けってきのほう)・衵(あこめ)・表袴(うえのはかま)
・濃長袴(こきながはかま)・濃小袖(こきこそで)からなります。
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