晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※文章や写真の無断転載は禁止!

【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2012年6月撮影 『竹取物語~かぐや姫の昇天~』

2016年04月19日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

東宮の消息使 ~婚礼作法~ に引き続き、
2012年9月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

2012年(平成24年)のリニューアルにともない、
平安初期を題材とした『竹取物語~かぐや姫の昇天~』
が4分の1の縮尺で展示されていました。

※この展示は2012年から2015年まで行われました。



実物大展示室において展示されていました。


全体の様子。


かぐや姫


写真右:かぐや姫の背後から天の羽衣をきせかける天女
写真中央:かぐや姫



媼(おうな)


翁(おきな)


かぐや姫の侍女




飛ぶ車に乗った王



天女たち




 実物大展示室へ続きます。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2012年6月撮影 東宮の消息使~婚礼作法~

2016年04月18日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

薫物合せ ~姫君の通過儀礼・婚礼仕度~ に引き続き、
2012年9月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

寝殿 西廂では
『源氏物語』<梅枝>より
「東宮の消息使 ~婚礼作法~」
の場面が展示されていました。




舞台は、六條院春の御殿 寝殿に見立てられています。

明石の姫君が東宮に入内する前のこと。
東宮の消息(しょうそく=手紙)をもった使(つかい)が
六條院春の御殿 寝殿へ遣わされている場面です。





東宮の消息をもった使(つかい)が
六條院春の御殿 寝殿の南簀子に参上しています。

東宮の使者は蔵人(くろうど)の右近衛少将がつとめました。






東宮からの消息を受け取る明石の姫君の乳母。

この後、消息使は明石の姫君の返歌をいただいて宮中に帰参します。




お使いの一行は十分な饗と禄でもてなされます。
写真は禄を用意している女房。




簀子で消息使を迎える源氏。




打出(うちいで)
寝殿や対の屋の御簾の下から、女房装束の袖口の重ね色目をはなやかに見せる装飾。
 着飾っている女房が居並んでいるように見せるが、実際は重ねた装束を朽木文様(くちきもんよう)の几帳の帳(とばり)ごと抱え込むように絞り、左右の袖口から出した裳(も)の紐で結んである。







 『竹取物語~かぐや姫の昇天~』へ続きます。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2012年6月撮影 薫物合せ~婚礼仕度~

2016年04月17日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

局~明石姫君入内・参入女房の身仕度~ に引き続き、
2012年6月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

寝殿 北廂では
『源氏物語』<梅枝>より
「薫物合せ(たきものあわせ)~姫君の通過儀礼・婚礼仕度~」
の場面が展示されていました。






舞台は、六條院 春の御殿 寝殿に見立てられています。

<博物館レジュメより>
明石の姫君の裳着が執り行われる前日の二月十日、雨が少し降って紅梅が盛りの夕暮れ、六條院において風流人として名のしれた蛍兵部卿宮を判者としての薫物合せが行われた。

裳着とその後に控えた東宮入内の準備のため、当代の文化の粋を尽くした名品がつぎつぎに六條院に集約される様は、まさに源氏自身が文化の中心にいることを示し、明石の姫君の入内とともに宮中にもたらされる最上の文化の数々の準備が六條院を中心に華やかに進められていくのである。”



源氏:直衣姿






朝顔前斎院からの使者




紅梅かさね


朝顔前斎院からの使者への禄(ろく)、紅梅かさね<表=紅梅、裏=蘇芳>の細長。







蛍兵部卿宮と夕霧





香を調合している女房






 東宮の消息使 ~婚礼作法~ へ続きます。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2012年6月撮影 局~明石姫君入内・参入女房~

2016年04月16日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

草子つくり ~明石姫君婚礼支度~ その2 に引き続き、
2012年6月撮影した風俗博物館の展示の様子です。

局(つぼね)では
局 ~明石姫君入内・参入女房の身仕度~
が展示されていました。


 ~香りを纏う、もう一つの装束・伏籠(ふせご)~





<博物館レジュメより>
直接男女が顔をあわせる機会が少なかった平安時代、趣味の良さを相手に伝える手段としての一つが、香であった。装束とともに、香りを纏うという意味で、もう一つの装束ともいえる。自分の好みに調合した練香(ねりこう)を、火取香炉(ひとりこうろ)で燻らし、その上に伏籠という竹の籠を置き、さらに上に装束を架けて香を移すのである。



 ~女房の務め 装束誂え・裁縫~






単(ひとえ)仕立ての裁ち生地の端の始末は
もち米を練って作った糊を裁った生地につけ、
「ひねる」という仕立て
をしました。




 ~女房の身嗜み・髪について~




髢(かもじ=付け毛)をつける女房。

平安女性の容姿の美しさの中で大きな比重を占めていたのが頭髪であり、豊かで長い髪がもてはやされた。
平安女性の豊かな黒髪に対する憧れからくる、髢(かもじ)を使った身嗜みは、現代女性に通じるおしゃれ感覚であると思われる。


髢(かもじ)




 ~顔づくり・平安時代の化粧~


化粧することが成人女性の身嗜み。








 薫物合せ ~姫君の通過儀礼・婚礼仕度~ へ続きます。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2012年6月撮影 草子つくり その2

2016年04月15日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

草子つくり~明石の姫君婚礼支度~ その1 に引き続き、
2012年6月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

東の対 北廂では
平安時代の御冊子つくりの様子が展示されていました。




冊子をつくる女房たち



1、冊子の料紙になる継紙つくり~紙を切る~




紙を着る女房



2、冊子の料紙になる継紙つくり~切った紙を美しく継ぎ合わせる~




切った紙を継ぎ合わせる女房



3、書写をする女房




書写をする女房



4、のりづけする女房(粘葉装(でっちょうそう)に糊で綴じる)




のりづけする女房






 局~明石姫君入内・参入女房身仕度~ へ続きます。





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