連れ合いとの気ままな写真日記
第22回土門拳文化賞奨励賞受賞 m
第26回土門拳文化賞奨励賞受賞」Y
実家の空は航空機の飛行路になっているらしい。
日に何度か、気がつくと飛行機雲が、
伸びていく。ほとんど音は聞こえない。
東の空から伸びてきた二本の線は
そのまま真っ直ぐ西山を目指して伸びていき、
ようやくその頃になって、空の高みから
かすかな爆音が降りてくる。
航跡は西山に到達する手前で失速したかのように
見えなくなり、雲の帯も緊張感を失って
空の中に解けていく・・・
〈西山眺望シリーズ〉 Y
こちらの方では、「かってこ」と言うそうですが・・
降り積もった雪が凍って締まり
その上を歩いて通ることができる状態
のことを言うそうです。
沈み込むことがないので、
雪原は、とても、自由な空間になります。
冬の積雪に閉ざされている人たちにとって
この開放された思いは、貴重かもしれません。
薄い陽射しの中の足跡は、
誰かに、ふいに名前を呼ばれて、
近道をしていったのでしょうか・・
とてもかわいい!
一人遊びで疲れ果てた北風は、
手当たり次第に矢を射掛けて
片付けもせずに飛んでいったかのようです。
高砂百合の枯れた茎が
沢山の種をこぼして
今年は花盛りになりそうです。
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