金沢の観光スポットレポート その734(No.1101)
◇金沢の商業看板③ ひがし茶屋街周辺―3
金沢は藩政期、明治、大正、昭和、平成の「バームクーヘン都市」といわれ、その時代の建築物や工芸文化、食文化などが受け継がれ、現在と融合しているのが大きな魅力ではないでしょうか?
商業用看板もその時代に造られたものを継承・保存したものや、新しく作ったものがあり、建物全体の雰囲気を醸し出しているのです。
今回は、日頃はあまり意識をしない看板に焦点を合わせ、金沢市内中心部を取材し、バームクーヘン都市の魅力を探ってみました。
12)糀 高木商店
築180年にもなる旧家をそのままに、昔ながらの製法と味で親しまれる同店。「昔の道具は丈夫ですし、全て理に適っている。だから味を守ることができるんです」と8代目の髙木竜さん。糀の香りが街に懐かしさを運んでいる。
住所:金沢市東山1-9-3
TEL:076-252-7461
■写真は高木商店
13)天野茶店
前田利家が金沢入城の際、荒子(現名古屋市)から共に移り住んだ由緒ある日本茶専門店。
住所:金沢市東山1丁目3?35
TEL:076-252-3489
■写真は天野茶店
14)中田屋本店
中田屋は創業昭和9年(1934)で、きんつばで有名。江戸時代「きんつば」はその形状と色から「ぎんつば」と呼ばれていました。それから間もなく、銀より金の方が縁起がよいとの理由から、「きんつば」と呼ばれるようになったという。
住所:金沢市東山3丁目4番30号
TEL:076-252-1048
■写真は中田屋本店
15)しら井
界隈の老舗商家、町家の風情に昆布を中心とした店舗や食事、ギャラリーもある。平成17年にオープンしました。
住所:金沢市東山3丁目2?18
TEL:76-251-4652
■写真はしら井
16)米澤茶店
浅野川河畔で百三十余年、初代以来変わらぬ心で、味と香りを培っている。
住所:金沢市東山3丁目2の20
TEL: 076-252-1876
■写真は米澤茶店
(つづく)