金沢の観光スポットレポート その739(No.1112)
◇金沢の商業看板④ 横安江商店街-3 (完)
金沢は藩政期、明治、大正、昭和、平成の「バームクーヘン都市」といわれ、その時代の建築物や工芸文化、食文化などが受け継がれ、現在と融合しているのが大きな魅力ではないでしょうか?
商業用看板もその時代に造られたものを継承・保存したものや、新しく作ったものがあり、建物全体の雰囲気を醸し出しているのです。
今回は、日頃はあまり意識をしないが、金沢らしさの看板に絞り金沢市内中心部を取材しバームクーヘン都市の魅力を探ってみました。
8)旅館加藤
住所:金沢市安江町4-12
■写真は旅館加藤
9)池田大仏堂
創業嘉永3年(1850) より金沢の地において、室町文化を今に伝える。金沢仏壇は、伝統工芸の集大成と言われている。
金沢で仏壇が作られるようになったのは加賀藩二代目藩主前田利常の頃に京都から名工達を呼び集め基礎を作っていきた。江戸中期より仏壇造りの職人を他の藩から流入を禁止したため、室町文化からの伝統を守り続け、金沢仏壇ができた。
住所:金沢市安江町5?7
TEL:076-222-5550
■写真は池田大仏堂
10)人形の浅村
創業100年以上ひな人形・武者人形・日本人形の専門店。
住所:金沢市安江町5-21
TEL:076-262-5415
■写真は人形の浅村
11)すき焼き「長谷川亭」
創業は明治8年(1875)で現在営業している石川県のすき焼き店で最も歴史のあるお店。加賀藩士の剣道指南役であった長谷川松太郎さんが、明治維新のあとに肉屋を開店したのがきっかけで今でもお肉屋さんと併設している。
住所:金沢市笠市町2-1
TEL:076-221-2366
■写真はすき焼き「長谷川亭」
(つづく)