金沢の観光スポットレポート その749(No.1131)
◇金沢の商業看板 ⑧ 兼六園及び周辺-1
金沢は藩政期、明治、大正、昭和、平成の「バームクーヘン都市」といわれ、その時代の建築物や工芸文化、食文化などが受け継がれ、現在と融合しているのが大きな魅力ではないでしょうか?
商業用看板もその時代に造られたものを継承・保存したものや、新しく作ったものがあり、建物全体の雰囲気を醸し出しているのです。
今回は、日頃はあまり意識をしない、金沢らしさの看板に絞り金沢市内中心部を取材しバームクーヘン都市の魅力を探ってみました。
1)奇観亭
兼六園のシンボル「ことじ灯篭」前ある。金沢の名物「治部煮」や、納豆餅やお団子なども人気がある。
TEL:076-221-0696
■写真は奇観亭
2)ことぶき
日本武尊像そばにて、明治45年より営業。店内のお座敷からは、卯辰山や市内が一望でき、春には兼六園周辺の桜がとても綺麗。
TEL:076-221-2932
■写真はことぶき
3)内橋亭
池の上に立つ水亭と手前のお部屋の間に橋が掛かっていることから「内橋亭」と呼ばれました。もと蓮池庭(兼六園の始まりとなった庭園)内にありました四亭の中の一つで、鯰之亭(なまずのてい)ともいわれており大変歴史のある建物です。
TEL:076-262-1539
■写真は内橋亭
4)時雨亭
加賀藩5代藩主・前田綱紀は、延宝4年(1676)に作事所を城内に移し、その跡に蓮池御亭(れんちおちん)を建て、その周辺を作庭しました。これが兼六園の始まりです。
6代藩主・吉徳は御亭を建て替えましたが、明治のはじめに取り壊されるまで、今の噴水の前にありました。藩政後期には時雨亭とも呼ばれており、平成12年3月(200)に現在地に再現しました。抹茶・生菓子セット、煎茶・乾菓子セットあり。
TEL: 076-232-8841
■写真は時雨亭
5)三芳庵
兼六園が一般開放された翌年の明治八年(1875)に、お隣にある前田家の茶室・夕顔亭を管理する為の「本館」とすぐ前の瓢池の畔に浮かぶ「水亭」、そして瓢池に落ちる翠滝の上に建つ「別荘」(現在はありません)の三つの庵を持つことから
「三芳庵」と名付けられた。
TEL:076-221-0127
■写真は三芳庵
(つづく)