金沢の観光スポットレポート その964(No.1376)
◇発掘された日本列島 新発見考古速報 2018 -2 地域展示「いしかわ歴史発掘」①
2018年8月4日~9月4日まで石川県歴史博物館おいて「発掘された日本列島新発見考古速報 2018」が開された。
<地域展示「いしかわ歴史発掘」>
「発掘された日本列島」転の石川県での開催は、平成16年に開催して以来、14年ぶりの開催となる。
石川県では、約7300の遺跡の存在が確認されています。毎年、約50件の発掘調査が行われていますが、その多くは開発工事にともなう緊急の調査として行われています。また、遺跡を復元したり、歴史公園したりする史跡整備のために、学術的な発掘調査も盛んにおこなわれています。(展示パネルより)
○石川県歴史博物館の概況
石川県立歴史博物館の赤レンガ建物3棟はかつて陸軍兵器庫、戦後は金沢美術工芸大学に使用されていた。昭和61年(1986)年石川県立郷土資料館(金沢市広坂)が本多の森公園(金沢市出羽町)の赤レンガ建物3棟に移転し、石川県立歴史博物館として開館した。2015年4月には加賀本多博物館が第3棟に移転リニューアルオープンした。
〇縄文時代
■写真は北中条遺跡(津幡町)の土器など
〇弥生時代
八日市地方(じがた)遺跡は小松駅の東側一体に広がる弥生時代中期(約2530~2000年前)遺跡です。
■写真は八日市地方(じがた)遺跡の土器
最古の柄付き鉄製鉇(やりがんな)は平成27~29年に北陸新幹線の建設に伴う発掘調査で発見されたもので、柄が完全に残った弥生時代の鉇は、これが日本で初めての発見になる。
■写真は八日市地方(じがた)遺跡の柄付き鉄製鉇(やりがんな)
■写真は八日市地方(じがた)遺跡の碧玉製管玉他
■写真は薬師堂遺跡(金沢市)の土器
〇古墳時代
■写真は八日市遺跡(加賀市)の土器他
撮影日:2018.9.2
(つづく)