金沢の観光スポットレポート その1060(No.1501)
◇金沢の重要文化財(建築物)巡り ②
2月24日(日)石川県ウオーキング協会主催の金沢駅もてなしドーム地下発着とする「金沢の重要文化財(建築物)を巡る」に参加した。
4)三十間長屋
金沢城跡本丸附壇にある三十間長屋は、幅3間、長さ36.5間余の2階建の土蔵で、屋根は南面入母屋造り、鉛瓦葺、白壁の腰に海鼠瓦を貼って石垣の上に建つのは、石川門と同様であり、二階の腰にも鉛瓦葺の庇を付けている。
背面には出窓を3ヶ所設けているが、中央の出窓は基礎石積みの上にのり、屋根は入母屋造り。両脇の出窓は、石川門の出窓と同じ唐破風の屋根にしている。
安政5年(1858)に再建されたもので、もとは軍備倉の堅固な造りで、千飯が貯えられていたというが、後に鉄砲蔵とも呼んだらしい。、現存する金沢城の遺構は石川門とこれのみで、まことに貴重な建造物である。 昭和32年(1957)国の重要文化財に指定。
□三十間長屋紹介ページ(植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」)
5)鶴丸倉庫
嘉永元年(1848)に加賀藩の大工、山本勝左衛門によって建て替えられた武具土蔵で、石川門、三十間長屋とともに城内に残る藩政期の数少ない建物の一つ。全国の城郭内土蔵の中でも最大であり、腰の石貼りや窓回りなど意匠的にも優れた遺構として、平成20年(2008)国の重要文化財に指定。
明治以降、軍隊の被服宗箇などとして利用・修理されているが、基本構造は創建時のままである。
□鶴丸倉庫紹介ページ
6)石川門
金沢城の搦手門(裏門)として重要な位置にあり、河北門、橋爪門とともに金沢城の「三御門」と呼ばれた。櫓と櫓を長屋でつないだ重厚な枡形門に造られている。宝暦の大火宝暦9年(1759)の後、天明8年(1788)に再建され、現在に伝わっている。 昭和25年(1950)国の重要文化財に指定。
□石川門紹介ページ①(植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」)
□石川門紹介ページ②(植ちゃんの「金沢・いしかわに恋をしました!」)
(つづく)