かねうりきちじの横浜・喫茶店めぐり

珈琲歴四十年の中の人が、珈琲豆荷揚げ量日本一を誇る横浜港のある町の喫茶店でタンザニア産コーヒーを飲み歩きます

久々の?出会い

2012年04月10日 | 旧ブログ記事(文化財関係)
東京国立博物館は、本館のほかにテーマごとにいくつかの建物に分かれています。

法隆寺に伝来し、明治時代に皇室に献納された宝物を展示する“法隆寺宝物館”。

最も新しい“平成館”は、1階が発掘された遺物で日本の歴史の流れをたどる考古展示室。

2階が特別展専用の展示室となっています。

曾我蕭白に出会った「ボストン美術館 日本美術の至宝」展は、“平成館”の2階。

企画展を見終えた後は本館に行くのですが、いつも1階の考古展示室に寄ることにしています。

本館ほどではありませんが、常設展示も展示替えがあるので、見たことがないものを中心に急ぎ足でぐるりと巡ります。

先日はなつかしいものに出会いました。


目と口のまわりの模様は入れ墨を表しています。

人面坏壺型土器といって、弥生時代、今から2100年ほど前の土器です。

これは、いったん土葬した後しばらくして掘り起こし、骨を土器に納めて再び埋葬する、再葬墓という独特の埋葬方法に使われたものです。

kaneurikichiji が育った北関東の女方(おざかた)遺跡から出土したもので、たしか中学校の社会の教科書にも載っていた記憶があります。

そういう意味でも久しぶりなのですが、3年前に東博を見学した時も展示されていて、その時以来という意味でも久々でした。

その時はデジカメを持っていなかったので撮影しそびれてました。

別に3年待っていたわけではないのですが、写せてと何となくホッとしました。