観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

今日から愛鳥週間

2017-05-10 20:02:54 | 春の藤前干潟

今日の満潮時間 5時20分 潮位232cm
今日の干潮時間11時45分 潮位 38cm

 

今日からの1週間(5/10~16)は、「愛鳥週間」。

野鳥たちの活動が活発となるこの時期に、野鳥を取り巻く環境について改めて考えてみよう、という週間です。

野鳥観察をするのにも良い時期です。

野鳥観察を楽しみながら、野鳥の保護や愛護についても再度考えてみたい1週間です。

 

野鳥観察館では、この愛鳥週間の最中である5月13日(土)、14日(日)に愛鳥週間イベントを行います。

干潟の野鳥の探鳥会の他、野鳥の魅力を知る「ミニ講座」や、野鳥の生きる環境について考える「野鳥のおはなし」なども行います。

まだまだ参加者募集中です。ぜひ、ご参加ください。

詳細はこちらをご覧ください。→愛鳥週間イベントチラシ(PDF)

※5月13日(土)10:00~12:00は渡り鳥調査隊も行います。こちらも参加者募集中です。

詳細はこちらをご覧ください。→渡り鳥調査隊チラシ(PDF)

 

 

今日も1日中曇りのお天気でした。

昨日は市内の保育園の団体利用がありましたが、今日は岐阜県から高校生が藤前干潟に学習に来ていました。

午前中は藤前活動センターで干潟体験をした後、午後から野鳥観察館と稲永ビジターセンターで藤前干潟の生きものや環境について学んでいました。

 

干潟には、開館直後には、庄内川河口にハマシギとトウネンあわせて約2,000羽の群れが飛来していましたが

潮が引いて新川河口の干潟が現れるとそちらへ移動していきました。

この他、ダイゼン、オバシギ、イソシギ、アオアシシギ、オオソリハシシギ(21羽)、ホウロクシギ(3羽)、チュウシャクシギなどのシギ・チドリが観察できました。

 

シギたちの群れが移動した後の干潟では、多くのサギとカワウが魚を捕っていました。

 

この群れと離れた場所に、今日もカラシラサギがいました(右:ダイサギ、左:カラシラサギ)。(写真はNさんに提供いただきました。)

 

ササゴイも毎日やってきています。

 

稲永公園内では、少し前まで、松林のマツから黄色の花粉が大量に飛散していました。

それも落ち着いてきたなと思ってマツを見ていたところ、枝の先端に気になる薄紫色のものが。

稲永ビジターセンターのスタッフに調べてもらったところ、この薄紫色のものが雌花で、基部にある茶色のものが雄花だそうです。少し前まで、この雄花から花粉が飛んでいたようです。

この雌花は来年の秋に松ぼっくりになるそうです。

 

明日の満潮時間 5時47分 潮位234cm
明日の干潮時間12時15分 潮位 32cm

コメント
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