昨日の相撲中継の特集で九重親方のインタビューがありました。
九重親方は、元大関の千代大海です。
『師の教え』というテーマでしたから、今の九重親方の師匠の元横綱千代の富士さんの教えについて語っていました。
入門の時のエピソードでは、若き日の現在の親方の写真も出ました。
剃り込み頭のヤンキー姿です😆
「その頭を何とかしてこい」と言われ、当時は何も考えずにいた事を後悔されてました。
師匠から言われた【限界を超えろ】は、甘い考えで入門した事を恥じた、と。「限界を自分で決めるな」と言われ、腕立て伏せ500回ではダメなんだ、とことんやれ!と。
限界を突破した時の気持ちの高揚を体感したそうです。
師匠の教えをひたすらやった成果が現れたのでした。
印象に残る取り組みとして、1999年の初場所の千秋楽を上げました。
当時の映像も流れ、確かに凄い内容でした。
相撲の力士は、1日1番の取り組みです。時々“物言い”があると、取り直しとかありますが、それでも2番ですが、この日、千代大海と若乃花は3番もガチンコ勝負をしたのです。
1つ勝ちが多かった横綱も優勝を狙っていました。そして千秋楽で千代大海が勝ち、優勝決定戦になります。
そしてその決定戦で横綱有利と見られたものの、“物言い”が付いて、「取り直し」になりました。
それで1日に3番になったのでした。
その決定戦取り直しに勝った千代大海が優勝となりました。
師匠に言われた事を実行したからこそ、前代未聞の1日に3番の取り組みをこなせた、優勝出来た、と親方は振り返りました。
大分市出身の千代大海の優勝で、それはそれは盛り上がったここ大分市でした😆
市内中心部で優勝パレードがあり、市の人口の3分の1以上の15万人の人が集まったのでした。
最後に親方は、師匠の教えを受け継ぎ、弟子達を強くして、横綱を出せたら良いな、と笑ってました。
短い時間ではありましたけど、当時を思い出すと同時に「限界を自分で決めない」の先代親方の言葉が私の中に残りました。
お相撲さんのようなハードなトレーニングは、私にはやれませんが、メンタル的には、大事な事を教えてもらったと思いました。
1年納めの九州場所も沸いています。
今日で全勝の力士がいなくなりました。
さて、誰が抜けて来るのかな?
今日の解説の元大関貴景勝の湊川親方。
まだ28歳なんですね。引退は残念でした。
今月も後半です。寒さ対策をして、新しい装具に早く慣れたいと思うのでした。
皆様、ご安全に‼️