随分と冷え込んできましたね隣で夫が鼻をすすっています
最近のブログのアクセス解析から、「片麻痺生活についての情報」をお探しの人が
多いのだと思われますが、ここでいつも思う事があります。
片麻痺は、脳血管の病気や、怪我による損傷の後遺症です。
右の脳に損傷があれば、左半身が麻痺。
左の脳に損傷があれば、右半身が麻痺。これに加えて他の後遺症もあります。
発症した本人さんもですが、ご家族の方も、精神的なショックが大きいです。
しか~し片麻痺=介護が必要とは安直に思わないで下さい。
麻痺の具合や、その他の後遺症の事もあるので、人それぞれなのですが
片麻痺(半身が不自由)になっても、一人でやれる事は多いのです。
それを、繰り返しと工夫。発想の転換で、身に付けて行くのです。
私が発症した頃は「介護保険」なんてありませんでした。おまけに20代での
発症だったから、あっても利用出来なかったでしょう
今、40代での脳卒中発症が増えたように思います。定年前の年齢の人も…
それで「介護保険が使えますよ」と声が掛かるんですね。
私が発症した昔と今じゃ、保険医療の状態が大きく違うので、今、発症した人は
自分の身の回りの事も満足にやれずに退院せざるを得ない人が多い。
慣れるまでに少し時間はかかるけれど、片麻痺になっても家族の世話にならずに
日々の生活を送ることは可能です。身体の半分は、異常ナシなのですから。
本人と家族の気持ちが一緒の方向を向いていることが大事です。
で、ご紹介したいのが、これです。http://www.mdn.ne.jp/~rihaken/Mi_bookinfo/m60katamahi.htm
この本の著者の三好先生はNHK教育TVでも番組を担当されています。
以前から私はここで、「片麻痺になっても大丈夫」という声掛けをしています。
片麻痺になったら、“全てダメになる”という考えじゃなく、“片麻痺なりの暮らし”が
ありますよとお伝えしてきました。
先日のNHKスペシャルの放送後、川平先生の病院は混乱状態だそうです。
《片麻痺を治したい》お気持ちは判ります。でも、リハビリで大事な事は、
「生活をする」ことだと思いますし、トイレや着替えが自分でやれれば
家族の負担も、自分自身が家族に対して抱く負い目も減るのですから…
障害があっても、「自分で考えて、自分で決めて、自分のペースで行動する」が
出来れば、障害は、障害じゃなくなると思います。
ここでカミングアウトしますと…今朝、2階のトイレで尻餅つきました
ちょっこしお尻を打ちましたが、ストンとお尻が落ちた状態だったので、クッションが
骨を守ってくれました(余分なお肉が身を守った)
寝起きは身体が固いから、気をつけよう
↑で紹介した本は、あのA…で買えますよ。
最後に、人によって後遺症は違います。その人に合ったやり方を見つけて下さい。
家族の方も、本人さんがやれる事は、ドンドンやらせて下さい。
見てるのがじれったい時も多かろうと思いますが、本人がやれるようになるのを
応援して下さい。「遅い」「前はやれたのに」は言わないで
以前も書きましたが、発症前の自分と、片麻痺になった今とは、別物と考えるのが
気持ちの切り替えのポイントだと思います。
病院で医者やPT・OTに指導を受けても、《元に戻す》には時間もお金もかかります。
片麻痺と付き合う暮らしをすれば、時間もお金も有意義に使えるのでは?と
私は思うのです。ここをどう、線引きするか…ですね。
『生きてるだけで丸儲け』だと思うので、楽しく笑って暮らしたいですもん
どえりゃあ、ええ天気ですね今夜も冷えますよ~お気をつけて