先日、新装具の型取りをしていた時の装具屋さんとの会話から
気付いた事を書いてみようと思います。
装具屋さん「旦那さんが片麻痺になると、奥さんが何でもやって
しまうケースが多いんだよね」
私「片麻痺=介護っていう思い込みがあるんでしょうね」
私「私は自分の事は自分でやるでやってきたから」
装具屋さん「その調子でやって下さいね」
多くの患者さんと接してこられた装具屋さんですから、
良くなった患者さん、当初より悪くなった患者さん、
多くのケースを間近にされてきた訳ですから重みがある言葉です。
私が、装具屋さんの言葉を『片麻痺あるある』に入れたのは
実際に多いケースだという事を知って頂きたいからです。
片麻痺といっても、人それぞれ後遺症の出方は違います。
その人の性格や生活歴も違います。だけど、片麻痺になったからって
自分の人生を簡単に諦めないで頂きたいです。
本人さんもですが、ご家族も諦めないで頂きたいと願っております。
片麻痺になるという事は、生活が大きく変わる事にはなりますが、
ペースは落ちても、発症前にやっていた事はやれるのです。
だからこそ「自分の事は自分でやりましょう」
それだけでも家族の負担は減りますし、なによりも自分自身の為です。
片麻痺のご主人のお世話をなさっている奥様。貴女のおやりになっている事は
ご主人の為になってるとお思いですか?奥様がいないと何も出来ずに
途方にくれるご主人を作っている事になりはしないでしょうか?
ここが大事な点です
片麻痺でも、麻痺の無い方の手足は、発症前と同じように動かせます。
朝ドラ『半分、青い』じゃないですが、身体の半分は変わらないのです。
奥様が買い物に行ってる間、ご主人一人で留守番は出来るようになります。
片麻痺になったばかりのご本人さん、いきなりやれるようにはならないです
繰り返しやり続けて下さい。着替えも洗面もトイレも一人でやれますよ。
ご家族の方、目の前のご本人さんの身の回り自立を応援して下さい。
「代わりにしてあげる」のではなく、「自分でやれるよう」支えて下さい。
【片麻痺になったから介護がいると早計に思わないで下さい】という事を
片麻痺29年目の私は、言いたいのでした。
猛暑いえ、酷暑が続いております
汗をかいたら、塩分も一緒に水分を取りましょう。
水のガブ飲みはNGだそうです。エアコンを使って下さいね。
先日、気の早いツクツクホウシの鳴き声を聞きました
自然界の生き物も困惑してるんでしょうね
昨夜の長岡の花火の中継に感動しました
今の夜空には、火星・木星・土星が見られます
夜空を見上げて、気分転換してください
暑さの中ですから、慎重にお過ごし下さいませ
★2011年9月24日の「介護のいらない生活をしよう」という記事も
あります。