お天気だと洗濯物も乾くし、気分もいい
昨日の日曜は、午前中に団地の自治会の総会があって、夫が出かけた。
だから、いつもの買い物はお昼からになったのです。
お天気が良いから、車
の中は温室状態…。
12年目の愛車はクーラーが利かなくなっちゃって…。外の風が気持ち良かった。
次男が高校を出る頃には、お金に余裕が出来るので、その頃には買い換える予定。
日曜日は、夫に合わせる生活パターンになるので、平日が私の“休日”になるの?
土曜の新聞に「富弘美術館」の広告記事が出てた。
星野富弘さんの美術館がリニューアルオープンするのに合わせての記事だった。
1冊だけだけど、星野さんの詩画集は持ってるし、原画展にも行った事はある。
首から下が動かなくなった星野さんも、生きる喜びを見つけられたんだ。
私は、自分の事は自分で出来るし、家事だって私なりのやり方でやれる。
「人生お終いだあ
」って落ち込んでたのが嘘みたい…。
星野さんの絵や、詩は、気持ちが和むし、元気をもらえる
記事の中に、美術館オープンにあたって出版された
『山の向こうの美術館』の中の一節があった。
~ある夏、富弘少年は川で流れにのみ込まれてしまった。
必死に元の岸に戻ろうとしても川はドンドン富弘少年を恐ろしい速さで押し流していく。
溺れ掛けたその時に、フッと彼はひらめいた
「そうだ、何もあそこに戻らなくてもいいんじゃないか」
それから富弘少年は下流に向かって泳いだ。
その瞬間恐ろしかった川は、いつもの穏やかな川に戻り、
浅瀬に辿り着いた時、少年の胸いっぱいに喜びが広がった。
この「川の流れ」は抗えない「運命」そのものではないだろうか。
流れに逆らうのではなく、身をまかせる事で真の目的に近づく事もあるのだ。
この体験を思い出した時から、次第に富弘の中から「闘病」という意識が薄れ
「障害を受け入れて生きてゆく」と考えるようになった。
もし、この出来事がなければ、富弘は今も苦しい「闘病生活」を送っていたかもしれない。
目に見える事は何一つ変わっていないのだから~
私には星野さんのような“体験”は無い。“なんとかなるだろう”で生きてきたようなもの。
でも、共通している点はあると思う。今の私は苦しい日々は送っていない。
在るがままの自分を受け入れ、今の片麻痺の自分と仲良く生きてる。
昭和の大歌手、美空ひばりさんの「川の流れのように」という歌のように
川の流れに身を任せてみたら、楽にここまで来れたみたい。
そりゃ、リハビリは大変だったし、精神的にもコロッと変われた訳じゃない。
でも、「片麻痺の身体と仲良くしなきゃ、生きていけないんだ」と
腹が決まれば、思い悩むのがバカらしくなった。
「どうすればやれるか」「どんな工夫がいるか」と考えてたら
メソメソしてる暇は無くなった。
ちょっと本棚から、星野さんの本を引っ張り出してこよう。
もう一度、自分を見つめ直す為にも、近くに置いておこうと
新聞を読みながら考えた週末でした…。
今日も焦らず、のんびり参ります