今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

季節の節目の節分を迎えて

2013-02-03 14:29:12 | 暮らし

明日はいよいよ立春。

ここしばらく、立春を待ちきれないかのように、春めいた陽気が続き、嬉しい限りです。

戸外に出ると、青空に向かって、縮こまった心身をもみほぐすがごとく、胸を張り、

手をいっぱい広げて背延びがしたい気分になりますね~

 

立春といえば、その前日、今日は節分です。

幼い子供達にとっては地味ながら、取り分け楽しい行事の一つでしょう。

子供たちが高校生になる頃まででしたでしょうか。

我が家で豆撒きを楽しんだのは。

その後は気分次第で、豆撒きをしたり、しなかったり。

 

               

                                      「室礼」より

 

私はその頃の、家族の光景を思い起こすと、むろん懐かしいですけれど・・・・・・

さらに遡って、自分が幼い頃、父母が見守る中、妹夢路と楽しんだ豆まきも、今年は何だか無性に懐かしい。

そんな昔のことを、殊更懐かしがるなんて、いよいよ精神的にも、高齢者の仲間入りをした証拠かもしれません。

肉体は衰えても、心はまだまだ若く、自分では50代のつもりですが・・・・・・(笑)

 

広いお庭に向かって、長い縁側で、「鬼は~そと、福は~うち!」と大きな声で叫んだものでした。

各部屋に撒いて回りましたので、母は、その後のお掃除が大変だったのでは。

数カ月後に、お部屋の片隅に豆を見付けるなんてこともありました。

純和風の日本家屋でしたが、日本の伝統的行事は、やはりそのような家屋にしっくりくるものがありますね~

絵になるって言えばいいのかしら。

正に、セピア色の昭和の時代。

このようなことを綴っていると、何だか、元気で若かりし頃の両親の姿が、鮮やかに蘇ってきます。

私が大学生の頃から、突然洋装に変わった母でしたが、それまではいつも着物姿でした。

真っ白な割烹着姿も、懐かしい。

 

               

 

平安時代に由来があると言われるこの行事を、娘達、孫達も楽しみ、今後も永遠に受け継がれ、日本人の心の、言いしれぬ拠り所となっていくのでしょう。

グローバリゼーションで却って、国ごとのらしさを大切にする傾向がうかがえる昨今。

悪いナショナリズム、良いナショナリズムがあるとするならば、国の伝統的行事を大切にするのは、まさに後者ですね~

次女がお正月に夢を語ってくれた時、年中行事をもっと大切にして暮らしたい、といった言葉が、とても印象的でした。

今の若い人達にも、伝統行事を受け継ぎ、愛しむ心を、ぜひ培ってもらいたいものです。

 

さて今日の節分ですが、私が十数年前に手に入れた「室礼」という本によると、次のように述べられています。

 

                 

 

「昔は、せち分かれといい、そもそも季節の分かれ目のことを言いました。

ですから立春だけではなく、立夏、立秋、立冬の前日はすべて節分でした。

現在は春の節分だけが行事として残っています。

明日からはもう春、というこの日に、家の中の邪気(鬼と寒気)を払い、福を迎えます。

この福とは幸福の福であると共に、命を繋いで下さったご先祖様のことであり、節分は春の季節とともに故人を迎える儀式とも言われています。

節分といえば豆まきですが、この行事の四点セット(豆、ひいらぎ、あたり棒、鰯)を床の間にしつらえてみました。~」

 

この文章からも、この行事の奥深い趣旨が読みとれ、日本人が大切にしてきた理由が分かるような気がしてきます。

歳を重ねると、訃報を多く耳にするようになり、自分自身も体の不調に悩んだりと、背負うべき荷が多くなってきました。

ですから、季節の節目ごとに邪気を払い、福を取り入れるために、4回豆まきをするのも、なかなか有意義な事かも。

節分と言わず、立夏、立秋、立冬を迎える前日には、節分を意識して、ささやかでも豆を撒こうかしら。

心のリフレッシュ効果が、とてもありそう。

 

まずは今日の節分。

できれば、思い切り大きな声を張り上げて、「鬼は~そと!福は~うち!」と叫びたいところですけれど・・・・・・

老夫婦二人暮らしでは、なんだかちょっと気恥ずかしい。

K君が我が家に出向いて、可愛い声を張り上げて豆を撒いてくれないかしら。

節分が終われば、暦の上では、もう春。

邪気を払って、気分一新。

春の装いをボツボツ意識しながら、毎日を素敵に過ごしたいものです。

 

マジョリンさんへ

末筆で失礼ですが、どうしてもお伝えしたくて。

私マジョリンさんご夫婦に、夢の中でお会いしました。

或る人のブログにコメントを頂いた夜のことです。

哀しいかな、夢だった故、起きて思いだそうとしても、お二人のお姿は幻影だけになってしまいましたが。。

ブログ通り、爽やかな印象で、とても優しい方という記憶は、心に刻み込まれました。

夢とはいえ、本当にうれしくて、いまだにその余韻を噛みしめている状態です。

 

以前にlilyさんご家族にお会いした夢も見たことがあります。

お孫さんがお生まれになり、とてもお幸せそうなご家族の光景が印象的だったからかもしれません。

又どなたかにお目にかかれるかしら。

バラさんが、夢に現れて下さらないかしら。

他にもお会いしたい方が、大勢いらっしゃいます。

たとえ夢でも、いつかお目もじが叶いますように。

 

にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へにほんブログ村

ランキングに参加中です。
宜しければ、緑のバナーにポチッ!をお願い致します。
励みになり、大変嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする