睡眠は、人間が生きていく上で一番重要である事は、言うまでもありません。
科学の進歩と共に、そのメカニズムが解明されてきているように感じられますけれど。
でも一方、睡眠への思い、或は睡眠のパターンは、みなさんそれぞれ異なり、悩みありなしで、色々な様相を呈しているようですね。
やはり、なんと言っても、一番つらいのは不眠症でしょう。
私は悩む程の不眠症にかかったことはありません。
ですから、その症状に苦しむ方々の気持ちを、心から理解できているとは言い難いです。
癌との闘病生活を送る夫も、寝る前に睡眠導入剤を服用しています。
私は不眠の辛さを察しないで、時々注意をしたことがありました。
「お薬に頼るのは、いいことではないわよ。
できることなら自然に寝付けるように、いろいろ工夫をしてみては」と。
すると旦那さまからは、いつも同様の言葉が返ってきます。
「睡眠薬を飲んでいるわけではない。導入剤を使用しているだけだ」と。
私にはさして変わらないものに思えて、薬に頼る夫が、少々気がかりです。
クリスマスローズ
先ほど、私は不眠症で悩んだことがない、と書きました。
けれど、その睡眠の質は、決して良いものではありませんでした。
数か月前までは・・・・・・。
寝付きは驚くほどいい私なんですけれどね。
携帯のアラームをセットしている途中で眠ってしまう事もよくあります。
しかし一方、真夜中に何度も目が覚めるといった、情けない状況がありました。
十時に床に就いても、二時間経過するあたりで目覚め、がっかりした心境に毎日のように。
十二時が早朝の四時なら、どんなに嬉しいかしら、と思ったものです。
長女に、この話をいつかしたところ、
「何故がっかりするのよ~?私だったら、まだたくさん眠れて嬉しい~、と喜ぶわ」
物事を捉える視点を変えただけで、状況は一変するものなのでしょうけれどね。
朝までの熟睡を願って止まない私には、そんな反応は無理というもの。(笑)
一回のみならず、二、三回は真夜中に目を覚ましていました。
熟睡への憧れは抑え難い程でしたが、でも年のせいと、半ば諦めていた私です。
60歳頃から、ずっと改善されないままでしたから。
スカピオサ
ところが昨年の晩秋の頃から、突然睡眠の雰囲気が変わり始めたのです。
目を覚ます回数が減っていき、ある日、アラームが鳴るまで、一度も目が覚めない日が訪れました。
そのようなことは、十数年ぶりと言ってよいこと。
望んでも叶わなかった熟睡が久方ぶりにでき、驚き、私はとても感激しました。
睡眠の質が、何故、突然よくなったのでしょう。
それには、確たる理由が私にはあります。
昨年の年末の記事で既にご紹介したことですが、吐くことに時間をかける深い腹式呼吸を心がけ始めた事に因るものなんです。
この呼吸法により、体調も驚くほどよくなったのですが、年末に風邪をひき、しばらくは元の木阿弥状態に。
がっかりしました。
年末年始の頃、旦那さまによく泣き言を言ったものです。
「体調が元にすっかり戻ってしまったの。あの元気は何だったのかしら」と。
けれど、その間も質のよい睡眠だけは継続し、今日に至っています。
熟睡できるようになったせいか、風邪がすっかり回復してからは、体調も急速に良好になっていきました。
パンジー・ブルーデージー・エルモフィラ等
最近の新聞に質の良い睡眠がとれないと、認知症が早まるとの記事を目にしました。
深い腹式呼吸(吐くのに時間をかける)を取り入れた事で、睡眠がよく取れ、体調不良も改善し、認知症も遠のいてくれるのなら、
一挙両得どころか、一挙三得。
こんなにに嬉しいことはありませんね。
実に簡単な方法です。
私はすぐに効果が表れましたが、効き目には個人差があることでしょう。
すぐ効かなくても諦めないで、しばらく深い腹式呼吸を、皆様も是非日々の暮らしに取り入れてみて下さい。
私は、就寝時、起床時、仮眠をとるために床に就いた時などに行っています。
私のように疲れやすい体質の方、睡眠の質が良くない方に、私同様の素晴らしい効果が表れる事を願ってやみません。
ご覧下さいまして有難うございました。
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