今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

人生はいろいろ

2015-03-23 08:01:40 | 日記

親友のKさんと、電話でお互いの最近の苦労を語り合った事を、昨日綴りました。

いつも明るく前向きな人生を送ってこられた彼女の言葉だけに、その大変さが一層心に響き、身に沁みました。

昨日は、Kさんと同様に米国在住時以来の親しい友人のAさんとも、同様のお話をした私です。

苦労を味わっているのは、私だけでないとの思いを、一層強くしました。

 

高齢化が急速に進むわが国。

親の介護、老老介護の問題に多くの家庭が取り組んでおられるはずです。

それでもなお、日々を元気に明るく過ごそうと頑張っていらっしゃる方々が多いに違いありません。

そう思うと、私も新たな元気が湧いてくるようです。

 

 

 

Kさんは、90代になられるご両家のお母様の介護の真っただ中でいらっしゃいますが、

私は、その介護を50代ですでに経験済みです。

けれど、後悔も多々あり、やり直せるものなら、もう一度やり直したいとさえ思います。

 

まだ夫は現役のサラリーマンで、娘たちは、大学生の頃の事。

家族への細やかな心配りと時間が必要な時期でした。

両親に十分なことをして上げられなかったのでは、との心の疼きは、今なお消えることはありません。

 

 

但し、次第に認知症がひどくなる母を、注意したり叱ったことは一度もなく、常におおらかな気持ちでいられたことが、私の心の慰めになっています。

父は、非常に几帳面で記憶力のいい人でしたから、私の忘れっぽいのろ間な態度に、時々いらいらしていました。

そんな時は気まずい雰囲気が流れたりはしましたけれど。

嫌な思い出は、そのくらいでしょうか。

主婦業も忙しく、娘は遅い反抗期を迎え親子の確執もあり、未経験なことにも、いろいろ出合った時期でした。

精神的ストレスも結構多い時代の両親の介護だっただけに、心残りのことがいっぱいあります。

 

 

昨年の秋ごろの事でしたかしら。

高校時代の同窓生から、電話があった時のこと。

友人のMさんが、言いました。

「介護で満足なんてありえないわよ。

みんな心残りなことをいっぱい残し、反省して終了するものよ」と。

 

彼女は、整形外科医で病院を経営するご主人さまの片腕となりながら、年を重ねておいでになった方です。

病院の窓口や病室で、お年寄りやそのご家族の苦労話に耳を傾けてこられたに違いありません。

彼女のお人柄から、容易に想像できることです。

 

「後悔を残して終わるものよ」

うろ覚えのため、言い方が、多少違ったかもしれませんが、とても説得力のあるおっしゃり方でした。

私は胸が熱くなりました。

 

桜の大木。
背景の空が、桜の開花を待ち望むかのように、ピンク色に染まって
とても幻想的な光景でした。

 

Mさんは姉御肌で、一見とても明るい方に見えますが。

その彼女自身も、一時うつ病に苦しまれたようです。

ご主人様も重い病を患われたり、と。

 

隠居となり、お縁側で日向ぼっこのお年寄りのイメージは一昔前のこと。

今の時代には、通用しませんね。

 

核家族化し、年を重ねても自立し、我が道を行くお年寄りの方が素敵に見える時代。

病気、介護問題など、色々な苦労が押し寄せる世代の私達ですが・・・・・・。

あとは本人の受け止め方で、その苦労が軽くも重くもなっていくのでしょう。

 

私は訪問看護師のお世話になりながら、寝たきりの両親を夜も熟睡できない状態で数年間介護しました。

外に出て陽を浴びると、疲労が濃かったためでしょう。

頭がよく、くらくらしたものです。

メニエル、帯状疱疹などのストレス病にもかかりましたが、その時は伏せる暇もなくやり過ごしているうちに、いつの間にか治ってしまいました。

介護保険がない頃のことです。

でも親の世話をするのは当たり前との思いが強かったせいか、苦労とは、思いませんでした。

 

我が家の建築時から、長女の私はその時を覚悟し、和室を台所仕事をしながらも両親を見守ることができる場所に据えたり、と心を配りました。

それが大いに役立ちましたし、当然のことをしているに過ぎないとの思いが、私の苦労を軽減してくれました。

 

 

今は、夫の介護問題で、切ない思いも時々味わされています。

親の介護の時とは、多少違った雰囲気ですから、悩みも多いかしら。

そのお話をもっと具体的に綴りたいところですが、愚痴っぽくなってしまうのがいやで、積極的に書くことがためらわれます。

今後、折ある毎に、たまには触れましょう。

乞うご期待~なんて言ったら変ですね。(笑)

 

でも私は、今の暮らしが嫌ではありません。

人生はいろいろですから、これもまた楽し、と思えるくらいの度量で過ごしたいもの、と思っています。

 

 にほんブログ村 シニア日記ブログへ 

にほんブログ村

  ご覧下さいまして有難うございました。
ブログランキングに参加しています。
足跡変わりに、バナーにポチッ!を頂けると嬉しいです。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする