私は絶対騙されないと思っていたオレオレ詐欺でしたが・・・・・・。
ついに私も、巧妙な手口に乗せられ、電話がかかってきてしばらくは、疑おうと全くしませんでした。
途中で、念のためにと、長女のお婿さんに電話をかけ、その時初めて騙されている自分に気が付いたのです。
その後、また相手から電話がかかってきました。
理由を話し、厳しい口調で、私は拒絶。
すると相手はなお、白を切るような態度で、言い返しました。
「何を言っているのお母さん」と。
でも、その後は二度と電話をかけてきませんでした。
婿に警察署にすぐ連絡するように指示され、即そのようにした私ですが、あまりのショックで、しばらく寝込んでしまいました。
何がショックかといえば、オレオレ詐欺の手口に、私もまんまと引っ掛かり、しばらく疑おうとしなかったからです。
自信喪失甚だしくて。
その手口の巧妙さに、驚くばかり。
本当に不思議なことですが、相手の声質も、話し方のトーンも、長女のお婿さんにとても似ていました。
Hさんのことを知るわけもない相手が、似せることは不可能なことなのですが。
そう思い込んでしまう、私のその時の心理状態が影響もしたのでしょう。
その前の数日間、長女家の長男のR君のことが心配で、いろいろ考え事ばかりしていました。
ですから、「お母さん」と男の人から電話がかかってきた時、咄嗟に思ったことは、息子のことを心配するあまり、私に相談の電話を義息がかけてきた、と。
50代の頃は、婿からも時折、相談の電話がありました。
年を重ねた今は、全くと言っていいほど、そのような電話はかかってきませんのに。
そのタイミングに、私なりの必然性を感じてしまったのがいけませんでした。
電話の内容は全く違うことだったのですが、その理由から、疑う余地を私から完全に奪ってしまったようです。
長女のMちゃんのお婿さんと信じ切ってしまった私は、しばらく相手の話に乗せられ、母親として精いっぱいの応対をしてしまったのです。
声が、いつものHさんより、ソフトに感じ、
「本当にHさん?」
「いつもと声が何だか少し違って聞こえる」とまで笑いながら言いかえしたのに。
どうしてか、オレオレ詐欺の言葉は、露ほども浮かびませんでした。
状況次第で、とんでもない思い込みをしてしまう自分の心が本当に情けなくて。
自分は絶対、絶対に騙されないと思っていたのに・・・・・・。
そういえばこれまでに二回ほど、オレオレ詐欺に騙されそうになった体験談を、身近で聞いたことがあります。
お二方とも、私よりお若くてとてもしっかりした方たち。
まさか、この方が、と思ったものでしたが。
ついに私まで・・・・・・。
皆様も、くれぐれもくれぐれもご注意くださいね。
警察官の方がおっしゃいました。
「相手はプロです。
私達でも騙されかねないほど、やり方は巧妙です」
と。
明日は、オレオレ詐欺のこの度の手口について詳しくお伝えします。
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花のように泉のように
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