nonnon日記
仕事で「お話の会」を
浜田広介さんの「泣いたアカオニ」を読んだ。
(ご存知の人も多いと思いますが、
2人の鬼の‘友情’を描いた物語で、
子供の頃いたく感動したお話でした。)
ついでにこの作者の他の作品も図書館で借りてきて読んだ。
ヤモリの家族のお話なのであるが、これがとっても感動的なのである!
(概略)ある春の日、夫ヤモリの体に、いきなり釘が突き刺さる。
その家のジイチャンが、戸の修理に打った釘がたまたま当たったのである。
奥さんヤモリは毎日せっせと食事を運ぶ・・・直後に産まれた3匹の
子ヤモリは、全く動けない父親ヤモリを心配して・・・
2匹がお父さんを救う方法を探しに旅に出る・・・
10年後(何故か10年後!)戻ってきたところで、
家のジイチャンの息子が修理のために戸を外す。
「オヤ、まあ!」・・・・で終わりなのであるが・。
(ヤモリの生態は・・・などとヤボなことは抜きよ。この際・・・)
このヤモリの素朴な家族愛が胸を打つ・・・。
浜田広介さんは「和製アンデルセン」と言われたそうである。
(どうしてこんな物語を思いついたのだろう、面白いですねェ。)
「子供たちの‘感想’を聞くのが楽しみだ」と思っていたけれど
紙芝居の後の豆まきに心を奪われて・・・期待どうりの反応はなかったです。
まァそんなもんです。
子供たちには・・・いつも片思いです。
自分が親や大人に、いつもそうしてきたように。