nonnon日記
多系統委縮症と診断されて4年(最初パーキンソン病で2年)の夫は、
コールが押せたり、押せなかったりで、もう殆ど体は動かないけれど、
頭はしっかりしている。
数日前、前の前に入院した病院で出会った小脳脊髄変性症の「あの人」・・
夫に「くじけちゃだめだよ。あきらめちゃ、だめだよ」と言ってくれた、
「あの人」・・・名前、何だったっけ?私は忘れちゃったけど、
あなた、覚えてる? と夫に問うと・・マバタキで答えた・・イエス。
その時は、少し熱があったので、視線入力装置は起動させずにおいた。
2日後の今日、視線入力装置をセットしたら・・・・いきなり夫は
「○○さん」と入れた。
そうか、2日間、言いたい思いを我慢していたんだ。と思い知らされた。
夫の頭は、本当にしっかりしている。どうかしたら、私よりも。
なのに、今は、多くなってくる痰と唾液に苦しんでいる。
巷では、「神経細胞を再生するタンパク質」が発見されたとか。
ips細胞の研究も進んでいるだろうか・・・・。
夫の病気の進行に、再生医療は追いついてくれないのだろうか?
少しでも病気の進行を遅らせて、奇跡を待ちたい、この頃である。