nonnon日記
12月も中旬となり、いよいよ公園の池も
氷と雪に覆われつつある。「今日はもう、カモさん達、旅立って行ってしまった
かな?」と毎日恐る恐る池を覗きに行く。そして「まだ居たー」と姿を見つけて
嬉しくなる。カモさんの2~3羽が近づいてきて「挨拶」してくれると余計に
ハッピーに! でももうじき、お別れだ。旅の途中に、鷲とか鷹とか、天敵に
襲われることもあるだろう。気を付けてね。鳥インフルエンザにもかからないでね。
怪我とかしないようにね。
長距離を飛んで、肩凝りとかしない?
ーあんたじゃあるまいしー ダヨネー。
落葉樹の大木の枝に付いているこの
ボンボリみたいなもの、何だと思います?
私は長ーい間、これは、カラスの巣だとばっかり思っていました。
散歩途中にいつも見上げて、春、強風の時など、ゆっさゆっさ揺れて、巣の中で
雛を抱きかかえたお母さん鳥が、オロオロしているんじゃないかと、心配した
ものでした。ところが最近、ネットで鳥について調べた時、これが鳥の巣ではなく
「ヤドリギ」であることを初めて知ったのです!
そしてその生態を知ってまたビックリ!
<ヤドリギ>
ナラ、ブナ、白樺、ナナカマド等の落葉広葉樹に寄生する植物。
木の枝にくっついて発芽して胚軸を伸ばし、樹皮の下に侵入、寄生根から養分水分
を吸って成長。自身も光合成をする。小鳥がその実を食べ、種は消化できず、排せつ
する。すると種の周りのネバネバした部分が鳥のオシリに垂れ下がって、木の枝に
くっつく。種が、地面に落ちずにうまく木の枝にくっつくと、そこから「寄生」
が始まる、 ーのだそうである。 何と、したたかな生存戦略!
ヤドリギ という言葉は知っていたけれど・・・
自然界の生き物もみんな、頭がいいなァー と感動して・・・
相対的に・・・知らなくて「同情」していた自分がバカに思えた「学習」でした。
こんな結構な歳になっても、まだまだ世の中には知らないことが多い。
「知らない」ことの多いまま、私は人生を終えるのか、と思うと残念ではある。