平野貞夫著 ロッキード事件『葬られた真実』
あまり、ピンとこない著者かもしれませんが、
国会職員時代には衆議院議長の右腕として活躍
身を転じて、参議院議員時代には小沢一郎の右腕として活躍された方です。
どの時期も裏方として活躍されたのですが、裏方だから知っている
ということもあり、貴重な一冊と言えるでしょう。
ザックリと内容を言いますと、
権謀術数が錯綜する国会・中央政界の中で
隠然といした権力を誇示する田中角栄
ロッキード事件をネタに権力の座から追い落とそうとする
ライバル三木首相と国策捜査で角栄を追い詰める検察側
嫌疑がかかっていながら逃れる為に国会内で立ち回る中曽根幹事長
中曽根幹事長と密接な関わりのがある大物右翼
背後にCIAなどの暗躍などなど
ニュースだけではわからない政治の核心部分が赤裸々に描かれております。