「うつせみ和尚」のお説教

『うつせみ和尚の日記』二件の事故が元で『(複雑性)PTSD/鬱』になって
闘病、障害当事者として活動している者です。

「意識されないものは、存在為うるか?」-佛教問答

2017年08月27日 02時45分17秒 | うつせみ佛教問答

たとえば、部屋に時計があります。

人間はそこで初めて「時間」を認識します。

では、「時計の無い部屋」で時間を知り得る方法が無い場合はどうでしょうか?

人間は「時間」を認識できるでしょうか?

外ならば、陽の昇降で「時間の経過」から「時間」を認識できます。

これは「時間」に留まらず、たとえば私が今タイプしている「PC」。

私が今タイプを止め、手を離し、目をつぶると、さてPCはあるでしょうか?

「さっきまで触れていたから、あるに決まっている。」

そうして、目を開けるとやはりPCはありますが、

「目をつぶっている間、PCが存在していたという証明はできるのか?」

私たちは、自分の「肌(手足)・眼・耳」から伝達される情報にあまりに頼りすぎで

「自分の感覚を疑う」ということをしません。

「いつものように毎日が過ごせているので、全て(自分が接するもの以外も)存在する」

と、信じ込んでいる。

是非とも「自分の存在の有無」から、疑っていただきたい。

 

 

 

 

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