事件発生から30年、そして最高裁判決は『死刑』。
最高裁で判決が出たものの2017年4月3日までに大阪高裁に即時抗告した。
この事件、物的証拠が一つも挙がっていなくて判決が極刑と未来に赤っ恥をかくような話しです。
それもこれも異常な『過熱報道』が元のようなもので、
警察・検事・裁判官が「この事件、林眞須美が犯人でなければ収まらぬ」といった
異様なものであった。
問題は林眞須美の夫である林健治元受刑者が自分でヒ素を飲み保険金詐欺を行ったことと、
カレーから検出されたヒ素という共通点から始まって
『極悪人/林眞須美』ができあがったようなものである。
しかし、報道が作り上げた『極悪人/林眞須美』なのですが
報道はなんの罪の意識もなく、次の事件報道に移ってしまうと言う無責任さ・・・
毎度のことであるが腹立たしい限りである。
報道・警察・検事・裁判官もさることながら、それに翻弄される一般大衆にも腹が立つ!
事件報道は「またいい加減なこと言ってるよ」程度にしておいた方がいいですよ。
無知が死刑囚を生むのであるなら大衆は万死に値する。
そんなことを考えさせられる書籍でありました・・・(ノД`)
この本、読まずに死ねるか!