「うつせみ和尚」のお説教

『うつせみ和尚の日記』二件の事故が元で『(複雑性)PTSD/鬱』になって
闘病、障害当事者として活動している者です。

読まずに死ねるか!! 「『死と愛 実存分析入門』V・E・フランクル 著 みすず書房」

2021年03月23日 01時54分05秒 | 読まずに死ねるか!(書籍紹介)
少し前に読んだ本なのですが、前回紹介した
「夜と霧」 V・E・フランクル 著に引っ張られて買いました(^0^;)
「夜と霧」より副題に「~実存分析入門」とあるように哲学 臭がする本です。

章立てを紹介いたしますと・・・
第一章 心理療法からロゴテラピーへ
第二章 精神分析から実存分析へ
第三章 心理的告白から医学的指導へ
・・・てな具合で哲学や精神医学に免疫が無い人は、まずワクチンを接種してから
読まないと大変骨が折れます。
私の場合、前職は精神科の病院で専門書もちょっとカジっておりましたのと
「立命館大学 文学部 哲学専攻 中退」という悪しき経歴も助けになって
苦も無く読了いたしました。最近は気になった一文は手帳に記すように
しております。
それを元に、本書を抽出いたしますと・・・
P145「~生命時間の終わりとしての死は、その時間を充実せしめなかった者に
とってだけ打撃なのであり、彼にとってそれに直面する事ができなくなる。
(中略)立ち止まる者は追い越され、自己に満足する者は自らを失うので
ある。したがって、創造者としても体験者としても、われわれは到達された者に
満足すべきではない。毎日毎時が新しい行為を必要とし、新しい体験を可能にするのである。」
・・・(..;)

まっ、読んでみなけりゃ理解出来ませんので手にとって見てください。




ん~、この本読まずに死ねるか!!