川天使空間

work, write, and fish! __ >゜)))彡  

弟を送り出した

2009年03月12日 05時19分04秒 | 家族
昨日の昼、職場に父から電話があった。
「帰ってきたよ。どうすればいいろかね」
弟が帰ってきたのだった。
弟に電話を代わってもらって、私は淡々と事実を告げた。
そして、みんなを裏切ったことは許されないことだと。
住み込みで働けるところをいろいろ当たってみたが皆だめだった模様。
旦那様は家に入れるなと言った。
「わかった。出て行くわ」
そう言って弟は電話を切った。

1歳半健診の帰りのタクシーの中で考えた。
過去にも弟はストレスに耐えかねてギャンブルに逃げていた。
それを隠して嘘を重ねていた。
ギャンブル依存症だと思う。
聞いてみたら、やっぱり今回もそうだった。
これは、もう、病気。
心の病気。
確信して、治療施設を探して電話した。

「今夜のうちに夜行バスに乗ってください」
そう言われた。失踪して家に戻った時が更正のチャンスなのだと。
寮に入って、更正プログラムを受ける。
大動脈解離のことも伝えた。きちんと診てもらえるとのこと。
弟も覚悟を決めた様子。
旦那様にはそんな必要はないと叱られた。
そんなことをするなら縁を切るとまで言われた。
当然だよね。
人間としてやってはいけないことをやったのだもの。

でも、父と母が「今頃どうしてるろっか」と眠れない夜を過ごすことは回避できる。寮に入ったら手紙も電話もできない。ただ信じて支援する。そして、家族はどう関わっていくのかを学んでいく。

昨夜は雪が舞っていた。寒い、寒い夜だった。
夜10時すぎ、バスターミナルに行った。
どうか良い方向に向かいますようにと祈りながら、弟を乗せた夜行バスに手を振った。

これが正解なのかどうかはわからない。
でも、やっとみんなが前を向いて歩き出せそう。
うん。弟を信じて。

詩を一編仕上げた。
今日もびよよよ~~ん (*^ __ ^*)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする