川天使空間

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インフルエンザとイナビル

2011年01月08日 05時17分59秒 | 小児科
ついに昨日、うちのクリニックにもインフルエンザの患者さんが。
おとついは検査陰性だったけれど40度の熱で昨日再検査したらA型陽性だった17歳と、真っ赤な顔で来院した13歳の2名。

昨年11月頃の流行はA香港が多かったけれど、その後新型インフルが増えて、今は半分以上が新型インフルのよう。
17歳と13歳ふたりとも、ショッピングセンターや駅前の人ごみで感染したもよう。

タミフルは10歳台の若者には原則使用を控えることになっている。
なので、イナビルという新しい吸入薬を使用。
画像の吸入薬を外来で吸入してもらって、これでインフルエンザ治療はおしまい。

10歳前の児には、1本。
10歳以上の人には、2本。

容器の底を机の上で軽くトントントンとやって中の粉を落ちつかせ、
1のところを押しこんでから、口をつけて深く吸いこむ。
次に2のところを押しこんでから、また吸いこむ。
残っている粉を十分吸いこむために、2-3回くり返す。
10歳以上の人は、2本目を同じように吸いこむ。

インフルエンザと診断したらその場で治療できるのはうれしい。
ただ、小さい子でもしも吸えなかったら無駄になっちゃうわけで…。

薬価は、10歳前の子のタミフルのドライシロップ5日分よりは安く、10歳以上の人のタミフルカプセル5日分よりは高いという程度。
販売本数が多くないので、いつまで使えるかが問題かな。
ふたりとも、よくなりますように。

寒いと手がかじかむけれどここはがんばって。
今日もびよよよ~~ん (*^ __ ^*)
コメント (3)
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