川天使空間

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ホッキョクグマの赤ちゃんを育てる! 円山動物園のねがい 高橋うらら著 ポプラ社

2012年08月15日 05時32分20秒 | 創作・本の紹介
札幌の円山動物園、新任飼育員の葛西さんは、トナカイを次々に死なせてしまった。
餌を工夫してトナカイを元気にした後、ホッキョクグマの飼育を任されることに。

「世界の熊舘」で飼育されている雌のホッキョクグマ・ララは、二年続けて出産したものの、育児に失敗し子どもを食べてしまっていた。
葛西さんが担当になった初年度も、死んだ子どもの肩にララが囓ったあとが。

葛西さんはホッキョクグマの生態を勉強し、産室をより自然に近いよう工夫した。
静かな環境にするため、出産の時には「世界の熊館」ぜんぶを閉鎖した。

努力が実って、ララが生んだ赤ちゃんは、五頭。
ツヨシ、ピリカ、双子のイコロ・キロル、アイラ。

読んでいるうちに、赤ちゃんグマが自分の子どもみたいに愛着がわいてきて。
そして、読み終えた時には、ホッキョクグマの生態だけじゃなく、絶滅危惧種のこと、地球温暖化のことなどが、詳しく頭に残っているという。

ああ、これこそが子どもたちの頭の「栄養」になる、ノンフィクションなんだなと、感じ入った。
アラスカまで行って取材されたうらぴょんさま、すごすぎ!
写真も、もう、すばらしすぎて。

うらぴょんさま、このご本、子どもたちの手に届けますからね!

読んで、書いて、静かな休日を過ごした。
今日はお休み明けで小児科は混むだろうなぁ。
今日もびよよよ~~ん (*^ __ ^*)

コメント (2)
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