川天使空間

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児童文芸 2013 4・5月号

2013年04月02日 05時38分41秒 | 創作・本の紹介
特集は「年中行事を楽しもう!」。
えっ、どういうこと、と思ったら、月ごとの年中行事に合わせたすてきな作品がてんこもり。
この企画、すごくいい。

8月に「りこちゃんのおきゃくさま 季巳明代」。
がませんせの作品はどれもこれも、いいなぁ。
五歳のりこちゃん「一人でおるすばんするのなんか、へっちゃらぴょん」って、がませんせにしか書けない。
ひいじぃひいばぁの「じゃっで、こうしてやって来たとよ、かごんまから」、方言、ここちいい。
りこちゃんの頭を三回ずつなでて帰っていって、じわっと、うるっと。

9月は「月と怪物 ささきあり」。
怪物の君って、もうそれだけで引きこまれる。
これだけの長さに、これだけの物語。
さすがです。

1月は「いちばんの初夢 はやみずようこ」。
のまですさま、すばらしい。
やっぱりひでじぃさまの愛弟子だなぁという文章のあじわい。
そしてなんかすごいはちゃめちゃ加減がまたすばらしい。
で、元旦の夕方に見た夢は初夢なのかそうでないのか。
最後のオチもすばらしい。

「この一冊ができるまで」は、新井悦子さま。
「だいすきのしるし」が出版されるまでのいろいろが手に取るようにわかって、ああ、いいなぁ。
つぎの療育センターの本読みで、このご本、読みます。

そしてそして、創作童話は、いとうみくさまの「あかちゃんのたまご」。
いろんな可能性を秘めたあかちゃんのたまご。
あかちゃんの学校は、「ヒトのあかちゃんも、ライオンやシマウマのあかちゃんも、カメやトカゲのあかちゃんも、みんなここで、生まれてすぐにすることをならうのです」
そして、「いまはまだ、たまごたちは自分がなにになるかわかりません」って、それだけでわくわく。
ヒトのあかちゃんが生まれてすぐすることは?
「泣くのです」
って、これを読んだ時、ずきゅんとやられた。
ちょうど今自分が書いているのとシンクロしちゃって、内容はもう、赤ちゃん大好き小児科医としてはもう、うるうるほろほろ。
いとうみくさま、これ、ご本にしてください!

わが町の本屋さんで、私の「秋田の本屋さん、がんばっています!」も掲載されているけれど、児文芸の新理事がすばらしい。
ささきありさま、うらぴょんさま、どじょうさん、saffiさま、がんばってください!

少し創作を進めたけれど、やっぱり4月はいいなぁと、ちょっとのんびり。
今日もびよよよ~~ん (*^ __ ^*)

コメント (8)
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