川天使空間

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黒い小さな器で

2013年12月17日 05時24分28秒 | 家族
昨夕仕事を終えて、母がショートステイしているクリニックへ。
母は、夕食の真っ最中だった。

「ご飯を残すんですよね。白いお茶碗だと。黒い器にしたらわかるみたいで」
介護士さんが言った。
先週行った時にもそのことは聞いていた。
白い器に白いご飯は認知できないので、黒い器にしていると。
でも、具体的にどんなふうにやっているのか、ぴんとこなかった。

「たくさん盛ると、ぜんぶ口に入れてしまうので、少しずつ」
介護士さんはそう言いながら、お椀の蓋、かな? 
黒い小さな器に、ご飯と、おでんを小さく食べやすくしたものを入れてくれた。
母はそれを、スプーンで美味しそうに食べる。

母は家に居るときから、目の前に見えるものしか食べなかったけれど。
色で認識するのも難しくなってきたのだろう。
こうしておかずとご飯を、見やすく、ちょうどいい味と量にして入れてあげれば、母も美味しく食べられるんだな。
手元にこぼしてしまうけれど、こうしてエプロンをすれば母も安心なんだな。

「勉強になります。家でもやってみますね」
と帰ってきた。
母はほんとうに落ちついていて、いい笑顔で。
やっぱり介護のプロは、ちがうなぁ。

書いては消して、仕事のファイルも作って。
今日もびよよよ~~ん (*^ __ ^*)
コメント
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