川天使空間

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「みちのく妖怪ツアー」 文:佐々木ひとみ・野泉マヤ・堀米薫 絵:東京モノノケ

2018年08月27日 06時08分10秒 | 創作・本の紹介
童話塾in東北の中心スタッフ三人による妖怪ものが出版されました。
佐々木ひとみさま、野泉マヤさま、堀米薫さまが東北6県の2県ずつを担当。

童話塾の打ち合わせ会でお話を聞いて、「こわいよ〜」と言われていました。
でも児童文学だしな、そうでもないんじゃと思いながら読み出したら、ほんとうに怖い!!

目次は、
1.安達ヶ原の鬼婆
2.たんころりんの逆襲
3.泥田坊の息子
4.座敷わらしの宿
5.ナマハゲ鬼ごっこ
6.雨降り小僧のワナ

一作ずつ、ツアーに参加した子ども(子どもだけのバスツアーなのです)の一人語りで語られます。
そして、旅の途中で、ひとり、またひとりと人数が減っていき。
減らなくてもへんな子が紛れ込み。

読んでいくうちに前作を思いだしては怖くなり、
ずんずん怖さが拡大していく・・・
トラウマレベル。さすがです。

最後の最後で、これどうなっちゃうんだろうと底のない穴に落ちた感じでしたが、
雨降り小僧の優しさに、ちょっと救われて。

いやあ、すばらしい。そして、こわい。
東京モノノケさまのイラストも、こわさをもりあげています。

こわい物語は、生活をぴりっと引き締めてくれます。
心の闇が物語で満たされ、心の部屋が広くなったような気さえします。

退屈な毎日に飽き飽きしているお子さま、大人の方も、ぜひご一読を!

本を読んだら書く気満々になってしまった。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)
コメント (4)
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