川天使空間

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「季節風99号」と「日本児童文学」

2009年07月14日 05時33分07秒 | 創作・本の紹介
「季節風」は35編ほどの投稿作から創作で採用されたのは5編のみ。
過去一番の狭き門。
そこに、rokuさま、さほさま、おおぎさま。
お仲間の実力は半端じゃないのだなぁ。

rokuさまの「ドラゴンの太鼓」
ああ、親と祖父の意地の張り合いの間で苦悩する子どもってあるよなぁ。でも、こんなにあったかくユーモラスに書けるのはrokuさまならではだなぁと。ぐっとくるお話でした。

さほさまの「狗神憑き」
りえ子さまが書かれたように、私も最初から引きこまれて。そして、気づいたら、木暮さまが出てきて、ああ、あのお話とつながっているのか!と。流れるような文体、ため息です。あれとこれがどうつながっていくのか興味津々。ぜひ長編で読ませてください。

おおぎさまの「ゆっこ」
ごくふつうの、ある時代の親子三代を切り取っているのに、すっとゆっこの気持ちによりそうことができる。かあさんのキャラ、おばあちゃんのキャラが、くっきりと表現されていて。上品でしっかりもののおばあちゃんが、ちょっとしたきっかけで「老い」に足を踏みいれそうになる部分が光っていました。認知症の母を看ている身としては「うちの母にもこんな時期があったんだろうな」と感慨深かったです。

同人誌評の冒頭にひでじぃさまが書かれた言葉にはっとした。
「小気味よく、人の個性的な生き様の切片を、感激を持って読ませてくれるのが短編のおもしろさだ」
いつか、そんな短編が書けるといいな。

秋田市肥満児調査の原稿をやっと書き終え、また創作。
書いているとついあれもこれもになって視点がぶれる。
主人公になりきって、その気持ちから離れないようにせねば。
今日もびよよよ~~ん (*^ __ ^*)
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6 コメント

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書いていて、 (ありむ)
2009-07-14 09:43:24
敦子先生でもぶれることがあるのですねー?!
びっくりです。
私はいつも思いついたこと全部、本当にあれもこれもと盛り込みたくなり、途中で結局何が一番いいたかったのか分からなくなってしまいます。いつもぶれぶれです・・・。
主人公になりきるって・・・難しいなあ、もっと頑張ります☆
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Unknown (敦子)
2009-07-14 18:06:42
ありむさま>

ぶれますよ~、おもいきり。
悩み多いときはぶれまくり(笑)。
でも、あれを書いていたときは、まんまを書いていたので、「創作」というより「自分史」だったなぁと。それじゃいかんと(笑)。
おおぎさまの作品を読んで、そうなんだ、こうやってくっきりと光る部分を見せるのが「短編」なんだなぁと改めて思いました。
「季節風」への投稿は、ほんっと、力になります。
ゆらゆらっとぶれそうになるのを、しっかり「創作」の芯に近づけてくれます。
私もがんばります♪
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Unknown (おおぎ)
2009-07-14 18:42:50
 敦子さま
 早速読んで下さりありがとうございました。
 ひつじぃ、あ、いやひでじいさまに言われなければ決してこの話は、できませんでした。自分のことって、創作としてはとても難しくって、客観的になれず、投稿前に友人に読んでもらいました。(一人称で書いていたら「自分の子供の作文を読んでいるようだ」と言われ、直しました)
 さて、次はどんなウソをつこうか。
 ああ、でもバカさから夏風邪をひいてしまいました。
 敦子さまのお母様の方言、いつもステキだなあと思っています。どうぞお大事に。
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Unknown (敦子)
2009-07-15 05:48:46
おおぎさま>

ええ、ええ。読んでいて、ひでじぃさまのいろんな言葉が思い出されてたまりませんでしたもの。
それをやり通せるおおぎさまはすごい。
そうなんです。
私も三人称で自分のことを書いたのに。
うーん、おおぎさまにだいぶ遅れを取ったなぁ。
そっか。
嘘を突き通せばいいんだ。
よし(笑)。
おおぎさまの秋田弁はさすがです。やっぱりネィティブ(笑)。
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Unknown (roku)
2009-07-15 08:46:51
敦子さま、
読んでいただきましてありがとうございました。
いつもこちらを訪ねては、敦子さまの「書く姿勢」に刺激されまくっています。
今回の作品は、モチベーションが下がりきっていたときに、
破れかぶれで実体験(涙)を書いてみた作品でしたので、掲載は正直驚きました。
人に読んでいただくことは、こんなにも励みになるのだと改めて実感しています。
書かねばっ!と、ようやく思えるようになりました。
これからもよろしくお願いいたします。
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Unknown (敦子)
2009-07-16 07:29:41
rokuさま>

うわぁ、ぐっときましたあのお話。
えっ、実体験(笑)。
じつはわが家にも似たような実体験が度々。
私もいろいろファンタジックなのとか書いてたんですが、rokuさまやおおぎさまの作品を見て、まずは自分がなりきれるところからもう一度書き直してみようかと。
だから、進みませんっ。
この繰り返しなのだな、うん。
でも、ほんっと、あのお話最高でした!

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