川天使空間

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『季節風』161 2025年 新春号

2025年01月23日 04時42分28秒 | 創作・本の紹介
『季節風』の新刊、なかなか全部は読めないけれど、分科会推薦作品が掲載されていた。

「なぞなぞ アモン」高橋洋一

 悪魔の王子アモンは、父親のサタンに、
 「にんげんのせかいをのぞいて、うでだめししてくるといい」と言われ、
 町を歩いていると、ひろばのベンチでふたりの男の子に出会う。
 男の子たちになぞなぞをやろうとさそわれるが、アモンはなかなか正解が出せない。
 ヒントをもらって考えぬいて、はじめて正解を出したアモン。
 アモンはうれしくなって、手の平から火の玉を放つ。
 アモンの格好もハロウィンの衣装で、舞台も火の玉もマジックと勘違いされるが、
 アモンは大満足で悪魔界に帰る。
 サタンに怒られるが、サタンもなぞなぞに興味を持ってしまう。

幼年向けの物語、ほんとうにかわいい。
高橋さま、こんな物語、また読ませてください。

書評では、ことさわみさまの『もしもわたしがあの子なら』を書かせていただいた。
3人が入れ替わってしまう物語。
ポプラズッコケ文学新人賞大賞受賞作は、さすがの面白さだった。

私の『ゴール!おねしょにアシスト』を、月島晴海さまが書評を書いてくださった。
冒頭の遠藤周作のおねしょエピソードに全部もっていかれた感が(笑)。
ありがとうございました!

月島晴海さまの評論「みんなの哲学教室」は最終回。
「吉本隆明『共同幻想論』を読む」の冒頭は、
「あなたに、好きな女の子がいたとします。遥香ちゃんとしましょう」
なんて文章ではじまって、「哲学」をわかりやすく解説してくれる。
この評論、「地頭」がとことんいい人でないと書けない面白さ。
本にならないかなあ。
 
『季節風』、やっぱり深いです。
わが家の一階の本棚にぎっしり入っているが、これだけは絶対処分できない。

昨日はインプットいろいろやった。
今日、車を車検に出して、修理が必要かどうか見てもらう予定。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)
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