残念ながら、中秋の名月の日、当地の夕刻は雲に覆われていて、戸外でのお月見のチャンスを残した。
酒を飲んだ浅い眠りから目覚めるともう日付が変わっていた。窓を開けてベランダに出ると、南中からやや西に傾いたお月様が雲の間から望めた。暈もすこしかかって虹色を帯びていたが、カメラを取り出して撮影するときには虹色は消えていた。
深田日本百名山登頂の思い出 16 月山(1984米)
お月見登山は月山でいいのかな。中秋に限らず夏から秋にかけて満月となる日に、毎年月山に出かけるライフスタイルを考えたい。この場所なら、最も間近に星になったヒトビトに出会えるだろう。
月山には、すくなくとも2回登っているが、3回かもしれない。弥陀ヶ原から山頂に立ち湯殿山を往復、強行軍だからおそらく80年後半の八戸時代に会の仲間たちと歩いたのだろう。
いちばん記憶にあるのは、90年代に妻と娘と登ったこと。車で行って、南の姥沢側から往復してきた。家族で山に登るのは数回限りで、百名山を歩いたのは、月山が最初で最後だったのだろう。晴れた月山での1日だった。
地図を見ると、肘折温泉からの長大なルートが気になっていて、遠からず歩きたいと思っている。
北面白山のお地蔵さまと新雪の月山