NHKBSの新シリーズなのだろうか、「にっぽん♪ピアノ旅」という番組。チャンネルをいじっていてたまたまなのだが、その番組の後半だけを観た。作曲家の松本俊明さんという方がトラックの荷台にアップライトピアノを載せて、全国を旅しながら、土地のヒトと語らいながらミニコンサートを行うという趣向らしい。
昨日は、長野県小川村ところで、里山を案内してくれた優しそうなおじさんの前で、そのおじさんが子供のころの母親との小さな悲しい出来事などをイメージした美しい即興を奏でてくれていたが、その演奏シーンに一目でアルプス、それも後立山連峰と思われる山岳風景が映し出されていて、思わず目が点になった。
恥ずかしながら小川村という村を知らなかった。すぐに地図帳を出して調べたら、白馬村と長野市の中間に位置する場所にあった。あの番組の風景を見て「あ!鹿島槍だ、不帰ノ嶮の稜線も見えている!」と直感したのは間違いなかったのだ。
下記のホームページのフォトギャラリーを参照したら、しっかりとその演奏場所の山岳展望が映し出されていた。それにしても鹿島槍の双耳峰のなんとすっきりとして美しいことか。
オイラは北アルプスの山々でも鹿島槍が大好きだが、大町方向から眺めるよりももっと北に進んだ二科三湖方面から眺める鹿島槍が好みだ。キリっとした鋭角の二つの山頂が空に突き出ている。
だが、それ以上に小川村からの鹿島槍は、もっとその鋭角の双耳が狭まってキュンと聳えている。その小川村をネットで調べたらなんと「日本で一番美しい村」として紹介されているではないか。PIXPOTの写真集をみたらもう桃源郷のような風景が映し出されている。
これらの風景写真を眺めては「ああ、この春、その桜や桃が咲きほこるその村の高台に立って、鹿島槍をはじめとする残雪の後立山連峰を眺めよう。!」という気になってしまった。(短絡的人間像)
このところ毎年のように訪れている安曇野・白馬方面の旅風景にまたビューポイントが加わったのだが、難点は新幹線の長野から松本を経由し大糸線に乗っての旅は「遠いな」と感じるところである。
だがしかし、小川村の地図を眺めていたら、「長野市」と「白馬村」が想像以上に近いことを発見した。長野駅から小川村や白馬村までのバスも1日何本も通じていることも分かった。なあんだ、そうだったのか。
日本列島を春の高気圧が覆い、安曇野や白馬方面に桜だよりか聞こえるころ、出かけてみようではないか。
その近道ルートのお世話になって。
大町からの鹿島槍(右)と爺ヶ岳
仁科三湖(鹿島槍国際スキー場)からの鹿島槍
かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山
能郷白山(のうごうはくさん)・1617m・日本二百名山№179
能郷といういかめしい漢字が付いた白山のことは前からよく知っていたが、高山植物のノウゴウイチゴは、この山で発見されたとは知らなかった。加賀白山と並んで白山信仰の山だといい、ふもとの能郷集落には白山神社もあるというから、ここをお参りしてから能郷谷コースを登るのが正規ルートなのだろうが、国道(酷道)157号の温見峠から3時間もかからない最短コースが作られているので、倍以上の時間を要する正規ルートは将来荒れ果てていくのかもしれない。ヒトみな楽を好むから。
「はじめまして、かなちゅうです」さん提供
最短ルート温見峠ピストン
シンプルで美しい動画です。天気晴朗展望良好。
「りんもく式ソロ登山」さん提供 能郷谷コースピストン(健脚向き)
分かりやすい解説です。展望残念でした。
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