Episode1
晴れた青葉の森。1日誰にも会わなかった。時折足を止めてスマホを操作、ウクライナ情勢と囲碁本因坊戦の様子を伺う。どこまでも静かな木漏れ日の森だ。
突然、聞きなれたさえずり、足を止めてさえずりの主を目で追う。視界の中で移動する物体を目で追うと、やはりルリビタキくん。カメラを向けたが、距離が遠すぎたことと若葉が重なったためコンデジ君のピントが合わずピンボケ。だが、しばらくさえずりを聴きながら立ち尽くす。何度もピントを合わせようとするが、あきらめる。ピンボケも、なぜこの鳥と出会うと満ち足りるのだろう。
Episode2
カタクリ7年生の、完璧な終焉を目撃した。放った種は、アリさんによってしっかり遠くに運ばれたのだろう。
Episode3
Episode3
ヒラヒラ飛んでいた中小型のチョウが止まったので撮影してみた。翅の裏をみせていてまったく地味な色彩だが、翅裏の紋様を図鑑で検索したら「タテハチョウ科サトマダラヒカゲ♂♀不明」ではないかと思った。食草がササの仲間、成虫出現が5月~6月とあり、もしかしたらお母さんがそろそろ卵を産み付ける場所を探しているのかもしれない。地味であっても、オメメの可愛さはチョウだ。
Episode4
帰りの林道の道端で、シソ科ミツバがあちこちに顔を出していた。何度もこの林道を行き来していたが、いつも野鳥を探すため上を見ていたため、道路わきのミツバは見逃していた。
結局、オイラはクセのあるというか個性的な香りある山菜が好き。このミツバのセリ科独特のさわやかな個性的香りも愛する。
帰っておひたしにし、少し刻んでソーメンの具とする。初夏、若葉の季節の愛すべき香草だ。今日1日に満足した。
残りは、明日の朝卵とじにしようか。