どうも左ひざの外側が不調である。耐えられない痛みというほどのものではないが、何かこう違和感があって大の排泄をしても膝の信号が震える。走っても、大腿の付け根が時々、ふわりと力が抜ける。たぶんランナーがよくやられる「腸頸靭帯」が異常をきたしているものと思われる。膝から大腿につながっている筋だ。しばらく走らなければ、回復に向かうと思われるが、来週のNAHAマラソン、翌週のIzu Trailが控えている。
昨日は、走らないと言い聞かせてバンナ公園から沖縄県最高峰525.4m「於茂登岳」を往復してくる。昼前にスタートしたから、頂上に着いたのは、午後3時前、バンナ公園にもどったのは、暗くなりかけた夕刻、6時間ほどの歩行であったが、やはり、左ひざの違和感は続いたまま、走ろうと思っても躊躇。「走るな、走るなよ」と言い聞かせながら曇天の石垣島での早歩き、小気味よい汗をかく。涼しく、やっと山岳系の練習ができる季節になったが、石垣島には整備された尾根道というものがなく、整備された山道に事欠かない、こないだの秩父や奥武蔵界隈のランナーをうらやましく思う。
STY1週間前の行動イメージは着々と固まってきた。テント場の静かな湖面の奥には、深田さんが命名した「偉大なる通俗」がそびえる。朝の光や満天の星を背に白い頂が映える。
STY1カ月前は弥生3月。毎年、関西空港に飛び、トレイルをかねた寺院・仏像めぐりをしているが。来春もお彼岸のころに、そうしたいと思っているのだが、いよいよ、STYが近づきつつあるのだから、根をつめた練習と行かねばならないだろう。そして、候補に挙げた「道場」は、葛城山・金剛山を歩くダイヤモンドトレイル45kと高野山町石道22k。いずれも、修験道と密教といった信仰の山域だ。祖先の霊(みたま)に額ずきながら、「最後」の大会に向けた実のあるトレーニングと行こう。ダイヤモンドトレイルには、「府民の森ちはや園地」という良質なテント場もある。標高が高く寒そうだが、ここを基地として修業しようぜ。
卒業した翌年の春は、いよいよ、奥駆や八十八箇所といった旅路の扉が待っていてくれる。
http://www.pref.osaka.lg.jp/minamikawachinm/m_index/r_daitore.html
https://www.wakayama-kanko.or.jp/worldheritage/koyasan1200/contents/pdf/map_choishimichi.pdf
バンナ公園から望む於茂登岳
沖縄県最高峰の三角点
一番好きな桴海於茂登岳のピラミッド
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