通い続けている青葉の森も2024年の晩秋を迎えた。
昨年秋から、キノコたちとの出会いを求めることで地上に眼をやりすぎて、空を仰いで樹々の色づきを愛でる風流はどこかに行った感がするが、キノコは木の子、冬を前にした樹々の子供たちに好感を抱いてもいいのかもしれない。
古い切り株に数えられないほど「なめこ」の幼菌がきらめいていた。きらきらとまん丸かさが輝いてまるで宝石だ。切り株にびっしり生えていたが、、三分の一ほどをいただいて帰ったが、。それでもボウル二杯をみたすほど数えきれない数が収穫できた。
半分は、今週の朝のナメコの味噌汁用に、半分は冷凍保存して後の楽しみとした。天然ナメコの幼菌のぬめり様は市場のものと比較にならぬほどで、まったく癖もなく、あらためて山に感謝したい。
昨年より、少し遅いのかもしれないが、昨年生えていた場所に美しい薄紫のムラサキシメジが生えていた。この菌は一定個所に縦に群生するという習性があるようだが、この場所は小群生という具合なので、群生の半分以下、10本ほどいただいて帰る。独特の「埃り臭さ」で敬遠する向きもあるようだが、西洋では人気の菌種だとかで、西洋料理に向くということで、ネットで学習して、オリーブオイルやバターでよく炒めパスタやピクルスにしてみたら確かにうなずける食感で、敬遠するほどではない。
落ち葉色の地上に美しいうす紫色のムラサキシメジ
ちいさな「スギエダダケ」は、小さいがなかなかの食感で、パスタなら柄も一緒にいためる。汁の実ならカサだけでいただきたい。ムラサキシメジの半分は冷凍保存。今度はクリームシチューの具材にしてみようか。
パスタにはこの日収穫した「スギエダタケ」、「クリタケ」、「ハタケシメジ」、「ムキタケ」などもいれて秋山の豊潤を寿いだ。
クリタケ。こんなにかさが開いても虫に食われていなければおししいままです。
ハタケシメジ 初めてだが抜群にうまい
オリーブオイルとバター、マヨネーズ、白ワイン、塩コショウなどでいよいよ豊かなキノコパスタの味に。黒いのはナス。チタケ汁だけではなく、キノコパスタにもいい活躍をしてくれる秋ナス君。
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