黄色のマンサクから白色のセリバオウレンへ、そしてピンクのカタクリへ、つぎにうす紫のスミレの仲間へと青葉の森の新しい季節のリレーが始まっている。
おとついの雪はまだ残っているけど、融けだした雪の間からセリバオウレンの白い妖精が顔をのぞかせはじめた。まだ花びらを完全に開かない花は、まるで眠そうなようすだ。
カタクリの葉やタチツボスミレの葉も少し現れた。
カタクリは1年生から7年卒業生まで、それぞれであるので、いまやっと地上に出た葉だけでは何年生なのかはまだ分からない。二枚の葉とその間にツボミとなる茎をのばしてくるのが卒業生。
あと10日もすれば、卒業生とはっきりわかるようになるであろう。
空を見上げると、すこしシジュウカラたちが騒ぎ始めているが、春のさえずりをまだ始めないし、ウグイスの初鳴きもいまのところオイラの耳には届いていない。
カタクリが咲きだすころには、越冬したチョウたちやスプリングエフェメラルのヒメギフチョウたちも翅を広げはじめるだろう。あと10日くらいかな。早いかな。ドキドキ。
眠そうなオウレンの小花たち
ちょっと傷があるけど頑張って太陽をいただきなさい
雪の中から顔を出した元気な子。新学期は何年生かな。
タチツボスミレさんの葉も飛び出した。
雪上に根元から倒れた木が横たわっていた。イヌブナの幼木かな。枝枝には新芽がしっかりと伸びていたが、根もほとんど残していないので、幹の水分が途絶えたら、このまま葉を展開させることはできないだろう。哀れではあるが、近くに仲間がいるのだろう。
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