かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

サヨナラ青春18きっぷ

2024-12-27 16:11:29 | 日記

年末の人込みで賑わう駅近くの本屋に行って「天体観測手帳2025」(技術評論社)を購入し、その足で駅の券売機で「北海道&東日本パス(普通列車限定)」を合わせて購入してきた。

明日から年末年始の休暇に入るからか、駅は雑踏ともいえる混み具合で、とてもみどりの窓口に並んでキップを買う気にはなれない。この頃は年末年始にかかわらず、昼さ中ともなると、みどりの窓口は少なくとも30分は並ぶ状態になっている。利用者増とJR側の人員削減が理由のようだ。

オイラはこれまで「青春18きっぷ」などのフリーパスキップ類は、みどりの窓口に並んで買っていたが、恥ずかしながら券売機で簡単に並ばずして購入できることを昨年あたりまで知らなかった。今や、「大人の休日パス」や「大人の休日俱楽部割引乗車券」の購入も、スマホで指定した指定席券等の受け取りも、この券売機でできることを知り、もうみどりの窓口に並ぶ必要はほとんどないといえよう。

それどころか、新幹線は、あらかじめ指定席を予約しておけば改札にスマホをかざすだけで乗り降できる時代になっており、これっからは、JR職員との対面でのキップ購入機会や券売機での紙キップの受け取りさえも少なくなっていくのだろう。鉄道に限らず、何でもかんでも目に見えない電波の飛び交う世界だけで行動ができる世界ってスマートだけれども、ますます孤独が募る感覚がする。

さて本日購入した「北海道&東日本パス(普通列車限定)」ってもしかしたら初めての購入だったかもしれない。この格安チケットは、「青春18きっぷ」と同じく、毎年、春、夏、冬に期間限定で利用できるが、指定した日から連続する7日間で利用せねばならず、利用期間内の任意の日に5日間バラバラに利用できる18きっぷのほうが利用価値があったし、たとえばアルプスなど数日の山行の行き帰りに使うこともできた。また、18きっぷはJR東日本以外の全国の鉄道会社の路線も利用できるので、若く元気なころは、百名山登山のため北陸や関西、九州の山も登ってこれた。

また、この18きっぷ利用に背中を押してくれたのは、2020年まで走っていた東京・大垣間の夜行快速「ムーンライトながら」という東海道線を走る座席指定(500円程度)の普通列車で、下りであれば23時前後に東京駅を出発し、ワンカップで酔って眠り目が覚めた朝の5時には大垣に到着するというまるで銀河鉄道みたいな列車だった。時代の変化と車両の老朽化と理由でコロナ禍のドサクサに合わせて廃止されてしまったが、オイラは4,50代はこれをよく利用し、京都や奈良の寺を歩いて仏像様たちとと相まみえたり、遠くは九州まで行って百名山最後となる霧島の山や雲仙周辺を歩いた。

そして、「もう、あんな元気はないかな・・」と思っていた今日この頃、この18きっぷ「改悪」の知らせが飛び込んできた。このキップも指定日から連続する5日間(3日間券もある)の利用できるという条件となってしまった。もう1枚で数日山行の行き帰りには利用できそうもない。また「改悪」前は、ホームの出入りに自動改札を利用できず、いちいち改札横のコーナーで女性職員などに「お願いしまーす」といって入場の丸いハンコを押してもらう「味わい」もなくなってしまった。あああ、さみしいな。

で、「改悪」後の価格だが、

①「青春18きっぷ」5日間券 12050円 1日当たり2410円

②「青春18きっぷ」3日間券 10000円 1日当たり3333円

③「北海道&東日本パス(普通列車限定)」7日間券 11330円  1日当たり1618円

 

と、1日当たりにしてみれば、断然③が格安だ。連続利用となればもう18きっぷの利用価値が価格面からも無くなったといえるのではなかろうか。

オイラにとってみれば、40代から60代にお世話になった「青春」キップ。「ムーンライトながら」もいつのまにか消えちゃったことだし、今年の夏に富士山登山往復で利用した18きっぷを最後に、このキップにサヨナラしようか。

そして、これからはしばらく「北海道&東日本パス(普通列車限定)」のお世話になり、東北を中心とした日帰りや一泊二日の温泉巡りや、軽い山歩きに使わせてもらうとしよう。

さて、年が明けてからのこのキップの使い初め、新年七日連続湯めぐりと行こうか。どこにしようか。計画しよう。日本海側の雪国は運行に支障がないか気を付けようぜ。

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 


かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山

涌蓋山(わいたさん・1500m・日本三百名山№296)

この山名を「ワイタサン」と読める人は少ないと思うが、キーボードで直ぐに漢字変換できるので、それなりに有名な山であろうが、はずかしながらグレートトラバース三百名山が放映されるまで、山名はおろかどこに位置するのかも分からなかった。あの百名山のある九重連山の西側に位置し、大分と熊本の県境にそびえる、有名な黒川温泉が近い。

大分では「玖珠富士(くすふじ)」、熊本では「小国富士(おぐにふじ)」と称されているように美しいコニーデ型をした50万年以上前の古い火山だ。コースの大方が草原なのはどうしてなのだろう。牧草地だったのだろうか。そんなこともあって山頂や八丁原コースからの眺めは抜群だ。由布岳からの山岳展望だが、涌蓋山のWikipediaに九重と涌蓋山の位置関係が分かる美しい山岳展望写真が添付されている。五月のころはミヤマキリシマが美しいという。どなたか、そのころの動画を配信してくれないかな。ふもとに温泉もたくさんあって、登りやすさ、山岳展望、花、温泉と四拍子そろった中高年垂涎の山と言っていいだろう。

 

涌蓋山Wikipedia

 

     

 

「安涼奈の登山日記」提供

最短距離での登山コースだが、木立があってよかった。木立を抜けて素晴らしい展望がある山が好きだ。安涼奈さんは、外国人ながら言葉も流暢だし、説明も機転が利いているし、しっかりと山岳展望を提供してくれるから、ただ可愛いいだけの人気サイトではないことがわかる。

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