このところ毎朝、寄席で贔屓の噺家を聴くような期待度で、フリージャーナリスト菅野完(すがのたもつ)氏のYoutubeサイトに登録して彼の話術と政治観を学び、楽しんでいるが、雑談で、「年を経ても何年かおきに【おさむちゃん】を読みたくなってくる。」と太宰治のことを好きだと言っていた。彼は、今朝「駆け込み訴え」が抜群にいいから読めと言っていた。
手元にないので、青空文庫を開いて「青空文庫in Browsers」という縦書きで読めるアプリで「駆け込み訴え」をあらためて読んでみたが、それほどには感じなかった。最後の晩餐でイエスキリストを裏切ったユダのパロディではあるが、たぶん菅野氏は聖書の深読みをしているから名作と評価しているのだろう。
今日は「クリスマスイブ」ということで、この日にちなんで「メリイクリスマス」という掌編を合わせて読んだ。前に一読したことはあったが、ぞくっとするほどの名作で、こちらのほうが泣けた。ちょっと怪談めいた話ではあるが、こんな泣かせ方ができる「おさむちゃん」をオイラも年を経ても好きだ。たまに突然として読みたくなる世の中を斜に構える異彩の文人だ。
「メリイクリスマス」!
かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山
傾山(かたむきやま・1605m・日本三百名山№298)
宮崎・大分県境に位置する三百名山。岡城からの遠望からだと向かって左側になだらかに傾いているので、これが山名の由来なのか。だがこの山に近づくと猫の耳のような双耳峰であることが分かる。前傾と後傾、前傾が本峰のようだ。動画提供のかほさんは、九折登山口いから三ツ尾~坊主尾根~山頂~九折越~登山口と7,8時間かけて周遊したようだが、このコースがベストだろう、が高齢者には少しきついか。九折越には無人の小屋があり、いざとなれば小屋の利用も可能だろう。なかなか変化に富んで楽しい山だ。
「かほの登山日記」提供
懐かしい竹田の街並みと岡城からの傾山と祖母山の展望まで眺められてGOODです。
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