関東・東海地方の梅雨明け発表があった。気象庁の言い回しだと、「梅雨が明けたと思われる。」といつもどおりの責任回避語法なのであるが・・
東北南部も、来週月曜日から晴れマークが続いているので、まもなくなのだろう。
そして、また「記録的な高温の夏がやってくる」と、これだけは気象庁も気象予報士も断言しまくっている。
東北地方太平洋側の「ヤマセ」や賢治さんの「サムサノナツハ オロオロアルキ」という言葉がいやに懐かしくなってくる。もう、オイラの生きている間に、そういう時代はやってこないのか。
報道機関は、毎日のように「お年寄りは無理せずエアコンを使いましょう!」と繰り返すが、我が家は残念ながら一度もエアコンを家に設置したことはない、扇風機・団扇派なのである。(沖縄在住時を除いてだが・・)
これまでは窓を全開にしていると、室温も31度を上回ったこともないし、朝方は窓を開けていると寒気がして、窓を閉めてしまう。これまでそんな季節を生きてきたのだし、エアコンの冷気でのどを痛めたことも何度もあるし、逆に体調不良となると信じていて(迷妄)、また、家でエアコンをつけると外に出たいという気持ちも萎えいでくるのであって、なにより自然の涼風と扇風機から届けられる風圧が好きなのである。窓を開けていれば大好きなセミさんたちのコーラスも聞こえてくるのだし。
とはいえ、それは家にいるときの話であって、猛暑日となるような炎天下に外を歩く気持ちはさらさらないし、少しは木陰があって涼しいとはいえ、標高の低い青葉の森など近隣の山道を歩くことには抵抗がある。
だから、少なくとも平地が30度を超える日には、6℃程度気温の低い標高1000mオーバーの山で日中をできるだけ過ごしたい。熱帯夜の予想される日などは、そんな高地のキャンプ場で夜を過ごすのもいいだろう。
近場ならば、標高500mの泉ヶ岳ふれあい館から2時間も歩けば1000m付近に達する泉ヶ岳周辺を歩けば、ある程度涼しい日中を過ごせるだろうが、ここのキャンプ場はバス停があって便利なのだが、平地と3℃程度しか温度差がないので、熱帯夜の夜などはあまり避暑とはならないのではないか。(この夏一度は経験したいが)
そこへ行くと、こないだ訪れた栗駒山のふもと須川高原1100mオーバーの地点に宿もキャンプ場もあるのだし、酷暑の夏には絶好の地ではあるまいか。先週、時間があったので偵察をしてきたが、無料とのうわさにかかわらず、刈払いなど最低限整備されていて、毎日800円~1000円ですぐ近くの露天風呂にも入れるし、三、四日の逗留も苦にならないのかもしれない。
ちょっと足を伸ばせば、日光湯元温泉にあるキャンプ場は標高1480mもあり、ほぼ船形山山頂(1500m)にいるのと同じだ。ここもすぐそこに日帰り温泉もいっぱいあって、キャンプ場は1泊2000円もするが、酷暑の夏は快適なエリアとなるのだろう。
ただし、須川も湯元も近年「クマ情報」の絶えないところ、「閉鎖」に追い込まれなけらばいいのだが、と心配ではある。
数年前に出かけた立山の雷鳥沢キャンプ場などは、標高2220mにあって、山岳風景の壮大さからも「別格」なのだが、コロナ後の今夏はかなりの込み合いとなるのだろうし、朝は寒いくらいだろ。風景もあって、さまざまルートもあって、温泉もあって・・とここだけは「別格」だったな・・また行けるか・・
あ、それから、この夏出かける尾瀬のキャンプ場もあった。あそこは栗駒山山頂くらいの標高1600m。バス停から二時間ばかり荷物を背負うが、あそこも「別格」なのであるが、立山ほどの混雑はないだろう。ただ、あそこもクマはどうだろう。
さてと、あと、そんな涼しい夏が遅れそうなエリアを探してみようかな。
涼しい須川高原は、登らなくても「自然観察」しているだけいいんだよね。鳥の声や風の音を聴きながら。
キンコウカの蜜を吸うアオハムシダマシさん
ヒオドシチョウ ♂かな♀かな
フィー フィー と少し寂しげな声音のウソは♂♀同色だっけかな。(ウソ、オスだけ喉元が紅いのでした。)
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