かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

春先のショパン

2018-01-17 20:03:50 | 日記

新年になって、ショパンをあらためて聴き入っている。雪解けの春先を想うと染み入る。

20代から距離を置いてきた(ジャニーズ系を疎うように)が、エオリアンハープなど少数の楽曲は偏愛してきた。

けれども総括的にまとめ聴きはしてこなかったから、どれがワルツかマズルカかノクターンか分類に気を止めなったが、この年になってきて、世の憂いをまともに受け止めてもおかしくない、恥じらいがなくなって、遠慮もなくなって、例が悪いがおっちゃんが演歌にたぐい寄せられるように、ショパンの磁場に堂々と引き寄せられている。

youtubeの御世話になって往年のコルトーやルービンシュタインを聴いて、時に涙腺にこみあげている。

今晩のNHK定期演奏会で小山実稚恵さんがアンコールでやっていたこのマズルカOP67NO4、思わず「これがオレのショパンだ。」と叫びたくもなった。YOUTUBEからルービンシュタインで。

https://youtu.be/RJw8mmZwXKo 

今の年齢のオイラに、どれを聴いてもいやみではないショパンが内在しています。東北とポーランド、なにかしらの陰鬱さを共有しています。

 

2017、3月奈良の法華寺にて 蝋梅か

 

 

 

 

 

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